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従業員は「身勝手」。でも、それでいい。

経営者とその下で働く従業員の関係について、よく考えます。

どんな組織が理想なのだろうとか。

で、最近思うのが、従業員はとことん「身勝手」で、でも、それでいいんだろうなぁということです。

あ、私自身は経営者ではなく、雇用されている立場なので、そのような立場の中で、経営者、従業員を見ていて、思ったことをつらつらと書いてます。

一般論として、よく従業員にやりたいことをやらせるのが、経営者として、大切といわれるかと思うんです。でも、それって正しいのかなぁと疑問に思いました。

というのも、従業員って、口では「やりたいことをやりたい!!」というけれども、じゃあ、実際やっていいよ、と言われると、全然アイディアなかったりすると思うんです。これが従業員は身勝手っていう理由です。

「やりたいことをやりたい!」とかいってますが、ある一面としては、誰かがやってくれるのを待ってるみたいなところあるわけです。(個人的には、実際やっていいよって言われて、やれる人は、そういわれる前にもう動いていると思います。)

それに対して経営者としては、実際やっていいよって言ってるのに、やらないのかよ!とツッコミたくもなるし、それなら、文句言わず指示した通りに動けよ!ってなる。そうしちゃうと、人が辞めてしまったりしてしまう。

そして経営者としては、意味わからん!ってなるんですよね。経営者なら、なおさらで、すでにビジネスを作っているわけで、やっていいよって言われたら、できるでしょ!って思っちゃうのかなぁと思います。

一方、従業員としては、漠然と、なんかやりたいと思っているだけで、実際は実行できないわけです。

このすれ違いはどうやって、解消するのかなぁと思っていて、私自身は従業員がもっと具体的に考えられればいい?と考えてました。

で、今の私の考えとしては、従業員はそれでいいんだ。ということになりました。すなわち、従業員は、曖昧なイメージベースでこんなことやりたい。とか思ってればよい。

一方で経営者は、従業員のやりたいことをやらせてあげよう。ではなく、自分がやりたいこと、目標、ビジョンといった「旗」を大きく掲げればいいんだと思います。もちろん、従業員のやりたいことと繋がることあれば、その中で協働できればよいと。

従業員といった誰かに雇われる立場にいる人は、それぞれ経営者の掲げる「旗」に自分のやりたそうなことが共感するなら、その会社にはいればよいわけですよね。

いったら、経営者の「旗」の競い合いなんだなぁと、どれだけ、経営者は「旗」を掲げて、従業員という仲間を集められるか、ということだと思いました。