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葬式DJシリーズ①My Sweet Lord-George Harrison

──人生のエンディングテーマ

「自分の葬式で流す曲」

キミは考えたことがあるかい?

俺はね、よく考えるんだ。

別に自分が聴くためじゃないさ。

聴けんのかなぁ…これはだれもわからん。

では、なぜ考えるのか。

まず、お前らを泣かせたいから!!

それに、俺様は腐ってもアーティスト
(死体だけに…)

謂うならば、
生涯最期の自己表現…

「葬式DJ」さ!!!



ふっふっふ。


さて、今回は幾つかのうちの1曲を紹介する。

ジョージハリスンの楽曲、

「My Sweet Load」である。


彼はビートルズのギタリストでありシンガーソングライター
メンバーの中でも殊更イケメンであり、
髭を生やせば激シブ
楽曲においても独特の個性を放つ存在だ。

解散後の1970年、
ソロワークスにおける1stアルバム「All Things Must Pass」をリリース

LP3枚組の超大作

ビートルズ期に育まれつつ、
或いは抑圧された創造性。
それが一気に大爆発した歴史的名盤。
これに収録されている曲だ。

是非、一緒に聴いてみてほしい。

【イントロ/コード進行】

イントロがもうね…
これほどに美しい曲はそうそう無いよ。

F#m Bを反芻するアコースティックギター。
スライドギターの流麗なメロディ。
希望をもたらすEコード。でもC#m。
キュンと切なくディミニッシュ。

はぁ…
たまんないぜ!



心象風景としてはこんな感じだ。


"──神々の住む国と続く
長い長い階段
モヤだらけの中
一歩一歩
登る男は満身創痍。

もう疲れた──
諦めかけた刹那
ギイーと扉が開く。

ガラーン ガラーン
高らかに鳴る鐘
隙間から柔らかな光が差し、
身体が優しく包まれる。

肉体もろごと、今世への愛着を振り払い、
彼はこれから神の国の住人となる───"



うん。
伝わるといいな。

あと、途中の転調もヤバいぜ。
マジで世界一の転調なんじゃないかな。


【歌詞】

まず、タイトルだが、
My Sweet Lord(神)である。
Rord(道)ではない。

ジョージはヒンドゥー教を愛し、
ロックミュージックにインド的成分を持ち込んだ人物だ。

1970年。彼は神に恋焦がれ、
その思いはどんどん増していた。
だからまるで
「マイスイートハニーのノリ」
ラブソングにしたんだと思う。


"心から君に逢いたいよ。
君と一緒に過ごしたい。
逢いたいよ、Lord
でも、まだまだ時間が掛かりそうさ…"

"心から君を知りたい。
君と共に歩みたい。
俺の姿を見せたいよ。Lord
これにはそんなに時間が掛からないしさ…"

俺はアナーキストなんでね。
宗教には無頓着だし、別に神を信じちゃいない。

でも、音楽のパワーとかはね、
めちゃくちゃ信じてるよ。

だからさ、いざ死んでさ、
肉体を脱した俺が、
頭にワッカ付けてさ、

ジョージのこの歌に乗って、
フワリフワリと。


気持ちの楽な場所へ行ける。

そんな気がするのさ。



さて、葬式DJシリーズ
第1作目でございました。

もし俺に何かあったら、
誰か、
参考にDJ宜しくね。


…縁起でもねぇよな。笑

https://music.apple.com/jp/album/my-sweet-lord-2014-remaster/1710214323?i=1710214325

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