見出し画像

やる気がしぼんだ冬の朝にできることは?

何かを始めたい、目標を持って始める時、
私は時々、やる気がしぼんでいきます。
そういう経験ってありませんか。

では、どうしたらしぼんだやる気を復活させることができるか、
マニアックに考えてみました。

2週間前、私は毎日日記を書こうと思いました。
理由は自分の思考を整理して、これからいろいろ前に進めていきたかったから。
そのころは、部屋も汚く、起きて出勤するまで心を無にして急ぎまくり、
仕事が始まれば緊張とイライラで満たされ、
帰宅したら風呂に入って寝るだけ、という生活で、
別にそれが悪いとは思っていませんでした。

だって、毎日生活するだけで大変なんですもの。

余裕を持ちたいけれど、手は抜けないし、
体力に限りあるし、外は思考が凍るほど寒い。
様々な事情は人それぞれあるように、
私は私なりに精一杯の生活(なんか演歌の世界!)を送っていたのです。

「転職しないの?」
子供にこう聞かれた時、心がざわついたんです。
「しないよ。いや、するかも、したい。いや、そうじゃなくて・・・(優柔不断、てか、意味不明)」
とっさに返した言葉を振り返ってみて、
「おい、お前はしたいことがあったんじゃないか!今のままでいいのか!」
と心の声が聞こえてきました。

ざわつきの原因は、その何かしたいことが何なのか、
自分でもよくわからなくなってきていたことです。

仕事のこと、家族との過ごし方とかに加えて、
私は昔から根強く“もっと成長したい欲”が強くて、
これが事情を複雑にします(うざ!でも嫌いじゃない!)。

解決の一つは、まずは自分の思考を整理することだと思い至りました。

何をモチベーションにしているかをつかむ

自分の取説みたいなもので、やる気がなくなっている時には、
そもそも自分は何をモチベーションにしているか、を理解することが重要だと思っています。
その時に参考になるのが、樺沢紫苑さんが書かれた3つの幸せについての書籍です。
精神科医の樺沢さんから見ると、幸せを感じる時には脳内にある物質が分泌されるそうです。その物質には3つあり、その結果感じられる幸せにも3つあります。
1  セロトニン 心身が健康だと分泌される
2  オキシトシン 愛情、人との触れ合いから分泌される
3  ドーパミン 目標達成すると分泌される

大雑把に書きましたが、詳しくは著書をご覧ください。
大事なのは、この1から3は順序があり、1が満たされないと、2と3は満たされない点です。
歯が痛いのに、勉強できないのと同じで、
セロトニン的な幸福が実現できない状態では、ドーパミン的幸福を得るのは難しいです。

自分のモチベーションは、3の目標達成から生まれる幸福感を常に念頭に置いているように思いました。
しかし、冬の寒さで何となく体が調子が悪いなあ、一人で何か空回りしているなあ、という状態で、目標達成しようと思っているのは、
脳の働き方からいっても、無理があるのでは、と考えました。

そこで、1と2の幸福感を意識してみると、
モチベーションの源泉が分散化されて、
うまくリスクヘッジできるように思えます。

毎晩、感謝できることを3行書く、“3行日記“の効能も、モチベーションの分散化の効果があるから、大事だと思います。

そこで、まずはセロトニン的幸福を意識することにしました。
朝日を浴びるために、この文章は窓辺で光を浴びながら書いています。
きもちいいです(ポカポカで)。
空を見て、青空が綺麗です。
こんな感じで、ギアを1速に入れるみたいに、モチベーションのウオーミングアップをしてみます。
あとは、池谷裕二さんのいうBERIの法則で、
体を動かして初めてみる(Body)、
いつもと違うやり方でやってみる(Experiment)、
ご褒美を用意する(Reward)、
誰かになりきって演じる(Ideomotor)。
こちらにわかりやすく描いてありましたので、ご参考にしてください。
福山市立大学のWEBサイトより 

https://www.fcu.ac.jp/info/other/hbsc/doc/news/kokoro201708.pdf

「なりきって演じる」は、好きなアーティストや作家、俳優など、ご自身が憧れている人がいいでしょう。
もし自分がその人だったら、どう振る舞うかとイメージしてそのように真似してみるといいかもしれません。

私は小説家の村上春樹さんが好きなので、
「私は村上さんになりきる。村上さんならどうやって文章を書いたら、思考が整理されて、かっこよく執筆を続けて、夕方にはレコードを聴きながらまったりしている」
というイメージをつくっちゃう。
能やお祭りで、お面を被って自分以外の存在に憑かれたように振る舞うことで、
儀式を行うという風習が日本にはありますが、これと似ていると思います。
自分からちょっと抜け出してしまって、
別の誰かになりきっちゃうのは、結構ワクワクします。

“私はスーパー多作な作家”みたいに言い聞かせて、今日も書いて書いて書きまくろうと思いました。

以上、寒くても、やる気を出すためにできることを考えてみました。
少しでも参考になることがあったら、嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?