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クロックパーミッションの作り方(個人理論)

獰猛、なかむぅです。
 今回は私がデッキをつくる時の理論や注意点をお話しできればと思います。(トリコドラゴンの追記はまだ対戦検証できていないのですみません)
 私はデッキをつくる時、どのフォーマットでもクロックパーミッションを考えることが多いです。その際にどのようにデッキを作り上げるのか、言語化して自分でも理解していこうと思います。
※あくまで個人の考察です。内容がそわないと思った方は閉じていただからばと思います。

クロックパーミッションとは?


 クロックパーミッションはクロック(対戦相手のライフを減らすクリーチャー等の手段)とパーミッション(対戦相手の呪文や行動を制限する手段)を合わせたアーキタイプになります。
 クロックは持続的に対戦相手のライフを減らせるものであれば何でも良いのですが、クリーチャーが主体になることが多いです。クロックは対戦相手のデッキ内容やフォーマット環境によって変化しますが、パーマネント呪文であることが多いです。
 パーミッションは打ち消しや除去の呪文を多く指し、対戦相手のプレイングを制限するものです。

呪文の役割り


 先ほどクロックパーミッションをクロックとパーミッションに分けて記しましたが、私はカードをより明確に分けて考えています。
 それは、「勝つための呪文」と「負けないための呪文」です。
 クロックパーミッションのデッキを考える上で、「勝つための呪文」と「負けないための呪文」のバランスはとても重要で、この時点でデッキ構築を間違えるとプレイングでは取り返しがつかないこともあります。

「勝つための呪文」と「負けないための呪文」


 簡単に説明します。
①勝つための呪文=「自身の勝ちを近づける呪文」

対戦相手のライフを減らす


②負けないための呪文=「対戦相手の勝ちを遠ざける呪文」

自分を守る


 上記の文言を見て当たり前の内容かと思いますが、ここで認識を固めておきます。
 あくまで、呪文は勝ち負けを近づけたり、遠ざけるものであって、呪文自体に「ゲームに勝つ」能力はありません(一部を除いて)。特殊な条件のもと勝利する呪文は存在しますが、それはあくまで勝つための条件を満たしてくれる「勝つための呪文」があるからこそ成り立ちます。
 この前提のもと、デッキ構築に採用するカードの能力、種類、枚数等を考えていきます。

クロックパーミッションの戦術


 クロックパーミッションは自身のクロックを用意し勝ちを近づけ、対戦相手の勝ちを遠ざける呪文で嫌がらせ丁寧に対処するデッキです。
 この戦術には以下の強みがあると勝ちが近づくと考えます。

メインデッキの構築で考えること

以下、メインデッキをつくる際に考えていることです。
⚫︎クロックが安定して対戦相手のライフを減らせること。(毎ターン攻撃できる等)
⚫︎クロックが除去(打ち消し)されづらいこと。
⚫︎【特に重要】対戦相手の採用しているカードに「無視して良いものがあるか明確に把握」できていること。
⚫︎採用している除去の枚数が対戦相手の脅威となるパーマネント呪文と同枚数かそれ以上であること。
⚫︎採用している打ち消し呪文が、自身の採用している除去呪文の枚数では対処できない、対戦相手の呪文と同枚数かそれ以上であること。
⚫︎採用している除去と打ち消しの枚数が、それぞれ対処する役割りで被りすぎていないこと。
※役割り対象が被りすぎると、負けないことに重点が行き、勝つ速度が落ちます。
⚫︎対戦相手の1枚のカードに機能不全にならないこと。(必ず保険となるカードを1枚以上採用する)
⚫︎【特に重要】対戦相手と消耗し合った際のリソースの差がどこにあるか明確にしておくこと。
※ハンド枚数、テンポ、パーマネント数、ライフ、クリーチャーのサイズ、ナマの総数等の差。
⚫︎土地の枚数、マナ色基盤が採用したカードのキャストでストレスがないこと。
⚫︎クロックとその他の呪文が、勝ちを実現する戦術に沿った枚数(バランスがとれている)が採用されていること。

サイドボードの構築

サイドボードを考える際に意識していることです。
⚫︎苦手なデッキに勝てる(負けない)カードがあること。
⚫︎採用するカードが、特定のデッキに刺さるのか、多くのデッキタイプに合わせるのか明確に想定しておくこと。
⚫︎【特に重要】サイドボードから入れるカードとメインから抜くカードの枚数が一致していること。
⚫︎先手、後手で使用するサイドボードの枚数を変える、又は変えない根拠を用意しておくこと。
⚫︎想定外のデッキと対戦する際にも、サイドから採用するカードと、してはいけないカードを決めておくこと。

プレイングの注意点


 今回はあくまで、デッキ構築のみになります。本来であればプレイングの説明があった方がより採用するカードを想像しやすくなるのですが、ここでは割愛します。(お求めの声があれば頑張って書くと思います)

最後に


 クロックパーミッションはビートダウンとコントロールを合わせ持ったデッキで、対戦相手に合わせて立ち回れる楽しさがあります。
 多くのデッキに言えることですが、デッキ構築は奥が深くて楽しいです。
 皆さんもデッキ構築の理論があるはずなので、自分も勉強のため見せていただけたらと思います。
 ではまた、なかむぅでした。

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