水色のカーテン
この部屋に水色のカーテンなんて似合わなかった。ただくどい空間。
こころも苦しくなった。悲しみはなんで重なるの。私はどうしても水色を受け入れられなかった。あの人から連絡がきた。張り詰める。
あの人はきっと弱い。何を今更。でも立ち位置が決まってるから。あの人はそこから動けない。私は兵隊駒だから動けるから。私が動けばいいさ。兵隊駒は弱いからそこで役目を果たして果てていくだけ。
なんて悲劇のヒロインきどりなの。
さっきまで元気だった。けど苦しい寂しいを表現できないあなたをみていたら苦しくなった。私が苦しめば、あなたは楽になるよ。
兵隊駒は偽善者であるからそれを全うしようとしてる。
このカーテン明日にでも捨てよう。この部屋には白いカーテンをつけよう。
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