泣いたっていいのかもしれない
息子が4日前から風邪をひいた。
長女からの風邪が移ったようだ。
そのため今日の息子はすこぶる機嫌が悪いのだ。
息子の機嫌が悪いと必然的に家事が疎かになってしまう。
私のストレスMAX週間中だ。
風邪4日目となる今朝も不機嫌な息子に手をやいていた。
しかし助けてくれる旦那さんや娘はもういない。
自分で何とかするしかない。
そうなるといつも捻くれた考えが私を襲う。
泣き叫ぶ息子に「泣くな、鬱陶しい。」ときつい一言を吐き捨てた。
嫌な母親だ。
何だか私まで悲しくなった。
そうして癇癪を起こす息子をただただ見つめていた。
逃げ出したくなる感情を何とか抑え、息子をそっと抱きしめた。
息子が私の首に手を回した。
抱きしめているのか抱きしめられているのかわからなくなった。
すると不意に言葉がこぼれ出た。
頑張ったね。
辛かったね。
しんどかったね。
泣いてもいいよ。
息子の呼吸が少しづつ落ち着いた。
そして不思議と私もなんだかホッとした。
しっかりと抱きしめてくれる息子の腕のぬくもりが私を素直にさせたのだ。
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