Mt.R

「ゼロから始める不動産開発」 大学院で学んでいる不動産開発&投資情報を公開 /…

Mt.R

「ゼロから始める不動産開発」 大学院で学んでいる不動産開発&投資情報を公開 /シドニー🇦🇺で修士1年目/社会人院生ばかりの中で新卒院生/不動産投資家への道 ▷留学情報もお届けします✈️

マガジン

  • ゼロから始める「不動産開発プロセス」

    世界ランク90位のUTSで学ぶ「不動産開発プロセス」 ほぼ毎日、大学院で学んだことをできる限り「やさしく」「実践ベース」で紹介します。 不動産投資に興味がある人、海外の大学院ってどんな感じか知りたい人、よくわからないけど読んでみようかなという人に向けたマガジンです。 ※上級者向けのマガジンも今後作成予定です。

最近の記事

  • 固定された記事

noteはじめました

はじめまして、Mt.Rです。 シドニーにある大学院で「不動産開発学」というニッチな分野を勉強してます。 日本ではあまり見ないニッチな世界にいるので、学んでいる内容を自分なりにお伝えできればいいなと思い、note作ることにしました。 もちろん自分の理解を深めるためにも… 「不動産開発学」って何?とよく言われるのですが、文字通り「不動産を開発するための手順や理論を学ぶ」学問です。 僕の大学院は実践ベースで講義が進むため正確に言えば、「プロジェクトを通じて構想を練るところから建築

    • 2023年考えたこと、というより今考えてること。

      自分が今考えていることを自分に言い聞かせるように書いていく。 (noteに出すには拙すぎるかもしれません。) 今考えていることは大きく分けて二つ。 修士修了後の進路と人生の目的。 一つと言ってもいいのかもしれないが、見ている時間距離が異なるので敢えて分けることにする。 まずは人生の目的から書き記すことにしよう。 人生の目的は社会貢献である。 これは変えるつもりはないし、これ以外に見当たる様子もない。 ビジネスチックで申し訳ないが、最近考えていることは、人間一人は法人一人。

      • 不動産投資と実現可能性1

        いつも読んでいただきありがとうございます。 今回は「不動産投資と実現可能性」の授業をもとに記事を作成したいと思います。 初回の記事のため、今後の記事で使用する用語や数式の解説がメインです。 なんだその授業?と思われるかもしれません。 この授業では不動産投資の意思決定について実践的に学ぶことができます。 不動産開発学が専攻ですが、開発者であろうと投資家であろうと、プロセスの中で一番初めの意思決定について学ぶことになります。 授業が2~3週間に1回実施されるため、記事は4本程

        • 海外大学院を修了したらどうするか?

          いつも読んでいただきありがとうございます。 今回はTwitter(ちがう”X”だ。)のDMでリクエストをもらい、 「海外大学院を修了した先の進路」について現時点で考えていることを書きたいと思います。 これまでに「大学院に進学した経緯」「不動産開発学を専攻した経緯」は書かせてもらったので、もしよろしければ下の記事も参照ください 考えられる選択肢 過去の記事を読んでいただいた方は僕の進路や物事の決め方をご存じかと思います。 端的に言うと「可能な限りの選択肢を想定する」です。

        • 固定された記事

        noteはじめました

        マガジン

        • ゼロから始める「不動産開発プロセス」
          9本

        記事

          海外大学院での専攻は何を基準に決めるのか?

          今回は、僕がなぜ「不動産開発学」を大学院での専攻に選んだのか、そのことについて記事を書きたいと思います。 なるべく、僕の思考を一層ずつわかりやすく説明できるように努めますね。 では、さっそく記憶を呼び起こしていきますか。 思考過程の分割 大学院の専攻を考えて、「不動産開発学」にしようと決めるまでの思考は主に2つのパートに分けられます。  1.大学院で学ぶこと  2.不動産を選択すること この2つです。 ちょっとタイトルだけではわかりづらいですね。 前半パート 大学院

          海外大学院での専攻は何を基準に決めるのか?

          不動産開発プロセス その8

          いつも読んでいただきありがとうございます。 今回は「初級編ケーススタディのまとめ」を行いたいと思います。 昨日・一昨日と記事を更新できず、失礼しました。 大学院の課題に手を付けたら止まれなくなり、記事作成の時間を作れませんでした(汗)。 この記事では、「ケーススタディで何をしたのか?」を取り上げます。 人口動態調査 これがファーストステップです。 もちろん、「区画を見つけてくる」という前提のもとですが。 人口動態調査では、区画が位置する地域の特徴をつかみます。 人口・

          不動産開発プロセス その8

          不動産開発プロセス その7

          いつも読んでいただきありがとうございます。 今回は「ケーススタディ②」ということで、開発予算の算出を行いたいと思います。 この記事は前回の記事の続きになっておりますので、ぜひ前回の記事も読んでいただけるとより理解が深まるのではないかと思います。 初級編のため、あっさしりとした内容になっています。 それでは、張りきっていきましょう~ どうやって開発価格を決めるか? 今回の記事の全てです。 皆さんだったら、どうやって開発にかけられる予算を決めますか? ?手元の資金に合わせて

          不動産開発プロセス その7

          番外編「#あの選択をしたから」を書き終えて

          Mt.Rです。 授業が夜9時に終わり、記事作成の時間が取れないので、簡単に書ける題材ということで、書きます。 テーマは「僕の選択方法」です。 「#あの選択をしたから」に大学院に来るまでの経緯をつらつらと書きましたが、そこで出てきた僕の選択に関する考えについて、細分化して具体的に記していきます。 概要 まず、僕が人生の進路を決めるときに考えるステップは以下のようになっています。 ゴールを決める 現状を把握する 現状より一歩先の選択肢を可能な限り可視化する 出てきた

          番外編「#あの選択をしたから」を書き終えて

          大学を飛び級して海外大学院に行こう。っていう選択肢。

          「あの選択をしたから」っていうテーマだけど、「いまの選択」について少し書いてみたいと思います。 まずは簡単な自己紹介をしますね。 22歳の大学院生です。愛に溢れる家族のもとに生まれ、毎日習い事に通う小学時代を過ごし、申し分ない中学時代を経験して、高校では陸上競技に専念して、大学に入学しました。コロナ禍の大学生活のおかげで大学を3年で卒業し、シドニーの大学院に来ています。 この記事では、なぜ僕が大学を早期卒業することにしたのか、そしてなぜ異国の地で大学院に進学したのかをつづ

          大学を飛び級して海外大学院に行こう。っていう選択肢。

          不動産開発プロセス その6

          いつも読んでいただきありがとうございます。 今回はケーススタディ②ということで開発プランを考えてみましょう。 プランの検討は全2~3回を想定しています。 初級編のため、やさしく進めていきますね。 この記事は前回の記事を踏まえて作成されているため、よろしければ下の記事も参照ください。 今回のゴール 今回はプラン構築の前半戦ということで、家賃と売り出し価格の設定をゴールに5パートを説明します。 前半戦は理論的に構築するというよりも、何が可能なのか想像力を使うクリエイティブな

          不動産開発プロセス その6

          不動産開発プロセス その5

          "Data has to be analyzed beyond the first site." いつも読んでいただきありがとうございます! さて、今日から2~3回かけて「初級編ケーススタディ」を実施します。 今回は第1ステップである「人口動態調査」を行います。 人口動態調査とは何ぞや?という方はこちらの記事を参照ください↓↓ シドニーで学んでいる都合上、シドニーの情報を使いますが、日本の情報に置き換えて実践できますので、お付き合いください。 ケーススタディ 事前情報

          不動産開発プロセス その5

          不動産開発プロセス その4

          いつも読んでいただきありがとうございます。 今回は「不動産市場のダイナミクス」をテーマに、理論的なモデルも紹介しつつ分かり易く解説しようと思います! 不動産市場とは? 不動産市場と聞いて、皆さんはどんな市場を思い浮かべますか? 売買市場?賃貸市場?はたまた建設市場? そうなんです。不動産市場とは複数の市場から構成されているものです。 大分すると… - 不動産賃貸市場 - 不動産投資市場 - 不動産建設市場 の3つから成ります。 ではそれぞれ見ていきましょう。 不動産賃貸

          不動産開発プロセス その4

          不動産開発プロセス その3

          今回はステップ①である人口動態調査について説明します。 使用するデータの説明になります。実際にケーススタディも後々行います! この記事では居住用不動産開発以外にも商業用不動産開発も視野に入れているので、ご注意ください。 人口動態調査とは 人口動態調査とはある地域における居住者に関する調査。 具体的には、人口・年齢構成・家族構成・収入・雇用状況などを用いて、開発を計画する地域の需要を特定する調査。 必要なデータは国勢調査や総務省のHPから持ってこれる。 ちなみに、シドニー

          不動産開発プロセス その3

          不動産開発プロセス ちょっと休憩

          これまで習ったことは「その1」「その2」までなので、今日はシドニーでの生活をアップ。 ほぼ毎週、シドニーのDarling Harborにて花火が打ち上がるのでその様子を見てきました! 約7分間のパフォーマンス。 大都会の超ど真ん中で見る花火は日本の夏祭りとはひと味違うものでした! 打ち上がる場所から見る場所まで大した距離がないため、自分の真上で花火が開くのは圧巻。 ハーバーの隣の公園ではFIFAのフェスティバルが開催中で、「イングランド対コロンビア戦」をパブリックビューイ

          不動産開発プロセス ちょっと休憩

          不動産開発プロセス その2

          今回は不動産開発プロセスのモデルをご紹介します。 ※オーストラリアで一般的なモデルになるので、日本で開発業をされてる方の手法と異なるところがあるかもしれません。 Wilkinson and Reedモデル Zaharaモデル Wilkinson and Reedモデル このモデルは2008年に発表され、以下の8パートかで構成されています。 開始:区画周辺の分析・市場分析をもとに開発計画のプランを立てる 評価:開発計画の実現可能性・想定資産価値を算出する 土地・権

          不動産開発プロセス その2

          不動産開発プロセス その1

          「不動産開発は創造性・好機・冒険を根底に持つ」 この記事では、不動産開発に関わるステークホルダーについて考えてみます。 不動産開発に関わる人・団体とは? 不動産開発に携わる人はどのような人たちでしょうか? デベロッパー?プランナー?それともデザイナー? いずれも正解です。 不動産開発に関わる人は主に2つのグループに分けられます。 開発に直接関わる人 開発に間接的に関わる人 間接的に関わるとは?と思うでしょうが、まずは①から。 直接関わる人のリスト↓↓ デベロッパー

          不動産開発プロセス その1