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AI PC ”Lenovo ThinkBook” Core Ultra 5 がうちに来た!

Avatarianを作っていたおかげで、Lenovo Pro Communityにて最新のLenovo ThinkBookをお借りすることができました。

これは、AI PCと呼ばれる、「Copilot」ボタン付きのPCです。
Copilotボタンがついているだけではなく、NPUがあります。
NPUというのはNeural Processing Unitの略で、CPUやGPUとともにPCの中に入っている部品で、AIの処理に特化した計算機能を担う部分です。CPUやGPUでAIの処理を行うよりも省電力で高速に処理できることが特徴です(かといってnVIDIAの高級GPUに勝てるわけではない)。
また、このPCのGPUはIntelの開発しているArc搭載でした。

NPUがある!


Lenovo ThinkBookのスペック

お借りしたモデルはThinkBook 13x Gen4 Core Ultra 5 125H・16GBメモリー・512GB SSD・13.5型2.8K液晶搭載 21KR0009JP
ThinkBook 13x Gen 4 |プレミアム13.5型インテル® Core™ Ultra プロセッサー搭載ビジネスノートPC | レノボ・ ジャパン (lenovo.com) の公式サイトで¥159,940 (2024年3月28日時点)

スペックは下記

デバイス名 ThinkBook-Ultra
プロセッサ Intel(R) Core(TM) Ultra 5 125H   1.20 GHz
実装 RAM 16.0 GB (15.6 GB 使用可能)
デバイス ID A150E39A-AC0B-4524-8556-A6D12A73AA8B
プロダクト ID 00330-80138-04178-AA498
システムの種類 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース プロセッサ
ペンとタッチ このディスプレイでは、ペン入力とタッチ入力は利用できません

エディション Windows 11 Pro
バージョン 23H2

外部出力はUSB-4が3つだけなので環境整えて使うにはちょっと拡張機器をそろえないといけない。
愛用している2017年のLenovo X1 Carbonの後継機として、2K以上の画面でThunderbolt対応(外付けGPUのため)で軽量な機種を探し求めていた身としてはこの価格でこの性能のものが手に入ることに驚き。しかもOSがProなのでリモートデスクトップ接続も可能。これははかどる。

実験:AvatarianはNPUを使うのか

NPUはAI用の計算をするので、顔検出、顔認識のライブラリのdlibを使ったPythonアプリは自動的にNPUを使うのか試してみた。

Avatarianはdlibを使って、画面上に映る顔を画像に変換する自作アプリです。
参考:Avatarianを公開しました|Mat'zの好奇心爆発 (note.com)

早速環境構築して使って見た結果…。

ゼロ!
想像していた通り、ゼロでした。

Avatarian実行時のNPU

実は、NPUを使うにはNPUを使うようにプログラムを設計しておかないといけない。

IntelのCPUなのでIntelが出しているライブラリを見てこれから何か作っていきます。

intel/intel-npu-acceleration-library: Intel® NPU Acceleration Library (github.com)

openvinotoolkit/npu_plugin: OpenVINO NPU Plugin (github.com)


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