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ウーファースピーカーを作る#3 作成編

前回までで設計が終わったので、いよいよウーファーを作ります。

1. まずは部材の確認

スピーカーユニットVisaton KT100V https://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=139260353

スピーカーターミナル https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B074DYGXHX?ref=ppx_pt2_mob_b_prod_image

スピーカーケーブルhttps://www.amazon.co.jp/dp/B0013L2A8A/ref=cm_sw_r_cp_awdb_imm_c_P3RC7WRZ9CT61WGDQ9SF?_encoding=UTF8&psc=1

2.1chアンプ https://www.amazon.co.jp/dp/B077X7YK38/ref=cm_sw_r_cp_awdb_imm_c_XP8M958RZ60N9K0Z7VT4?_encoding=UTF8&psc=1

吸音材 https://www.amazon.co.jp/dp/B001630PLY/ref=cm_sw_r_cp_awdb_imm_c_1PHKAJ7ETHW1E2N1585V?_encoding=UTF8&psc=1

木工用ボンドhttps://www.amazon.co.jp/dp/B000TGNY9Y/ref=cm_sw_r_cp_awdb_imm_c_94585CFGM9SKES3EHDSM

カット済みMDFボード

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2. 仮組みしてみる

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寸法があっていることと、ガタガタしないことを確認したら接着工程へ。

3. 接着する

今回使ったセメダインの木工用ボンドは10分もすればガッチリ固まっていました。素早い作業が必要です。

コーナンでのMDFの切断精度がすごく良くて、立てて並べればほぼズレなかったのであまり苦労せずに合わせることができました。

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接合部に隙間が開くと空気が逃げるので、シーリングの気持ちで塗りました。

4. 吸音材を貼る

吸音材はバスレフにはニードルフェルトがいいと書いてあったので、その通りにします。

貼る場所ですが、この記事によると、2面で良いらしく、スピーカーの裏側の面と、ダクトに近い上下のどちらか、ダクトに近い左右のどちらかの順。

下記の記事では、定在波を除くためには3面必要と書いてありましたので、これらを参考に、3面張ります。

吸音材は分厚かったので剥がして3枚に分けました。

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5. ケーブルをつなげる

ドリルでターミナルを取り付ける穴を開け、ケーブルを通し、ターミナルと固定したあと接着剤で穴を埋めました。その後で穴の周辺にもフェルトを貼ります。

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フェルトは両面テープで貼りました。

ターミナルの位置はどこが適切か書いている資料が見つからなかったので、スピーカーユニットよりちょっと下で、ダクトより遠い、真ん中あたりにしました。完全に適当です。

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ケーブルはスピーカーと接続する端子があるのですが、買ってなかったので直接半田付けしました。なお、ターミナルの方は半田付けもせず、絡ませて接着しただけです。

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6. 仮止め確認、仕上げ

スピーカーユニットを木ネジで固定し、下穴をボンドで埋めます。ネジは5mm×12mmのものでちょうどよかったです。

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閉じる前に養生テープで仮止めして音を聞いてみます。

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鳴らしてみても、良し悪しが分かるほどよく分からないので、音が出ればOKとして、蓋をしました。このスピーカーを作る前にとりあえず段ボールに穴を開けて入れていたときでもすごく低音出ていたので、ほとんど心配していませんでした。

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7. アンプと接続して調整

アンプに接続。満足感がありますが、完成までもう一息。

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なお、このアンプはLとRの出力が表記と逆だったので、youtube などでテストすることをお勧めします。

無事に自作のVisaton VOX80とセットで2.1chのスピーカーにする事ができました。

8. 音のバランスの調整

既存のスピーカーとの音のバランス、特にウーファーしか音が出なくなるポイント付近の音量(クロスオーバーという)を合わせます。

アンプにローパスフィルターがついているので、vox80の下限(80Hz)+20Hzあたりを目安にして、音程が安定するポイントを探す。音量とフィルターを両方触りながら調整する。ここでも、youtube が便利。

ここで問題が出て、30Hzあたりで音量を上げると、バフバフと空気音が聞こえました。設計では9m/sくらいで、大丈夫なレベルと思っていたのですが…。ダクトの出口をやすりで削って丸くすることで若干落ち着きました。

9. 音などをYAMAHAと比較

自作のVisaton VOX80+KT100V の2.1chシステムと、この前買って低音の良さに衝撃を受けたヤマハ サウンドバー SR-C20Aを比較します。

SR-C20Aが65Hzからなのですが、それより低音も聴こえるし、思ったより違いが出ない印象でした。そもそも65Hzより低い重低音の入った音楽を聴いていないんだろう。

値段を比較すると、2.1chのスピーカーは、VOX80(当時2万円くらい)+今回のウーファー(6千円くらい)+アンプ(4.6千円)=3.6万円くらい。ヤマハ サウンドバー SR-C20Aは2万円。

サイズについても、ヤマハの方が幅は80cmと長いけれど、トータルではコンパクト。しかも、スマホからウーファーの音量なども操作できる。

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唯一自作のスピーカーが優っている低音ですが、聴き比べても…。ヤマハでサブウーファーを強調すると変わらない…。低音強調の音楽ではなく、自然と音楽の中で低音が鳴るパイプオルガンのような演奏は綺麗に聞こえそうですが、ほとんどわかりませんでした。

10. 感想と結論

ヤマハのスピーカーがコンパクトなのに低音を出せるのは、サブウーファーがバスレフでも、密閉型でもなく、パッシブラジエーター型という、ウーファースピーカーユニット専用に設計された部品を使うものだから。

1. 工業製品の造り込みは素晴らしい!

2. 音楽や映画を楽しみたい人は素直にヤマハのサウンドバーを買いましょう! https://www.amazon.co.jp/dp/B08GKSWTNQ/ref=cm_sw_r_cp_awdb_imm_c_MMEA9RHRFBF4JEG8C1JY?_encoding=UTF8&psc=1

3. 自作が好きな人はスピーカー作ると楽しい!

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