自作スピーカーを作った

VISATONという、ドイツのスピーカーメーカーがある。50年以上、産業用の色々なスピーカーユニットを作っている。知ったきっかけは、たまたま雑誌で見たのか、街を歩いていて見つけたのか、今となっては覚えていない。
ドイツのものいいなと思って、完成品のスピーカーかと思って買ったVOX 80という製品が、届いてみると組み立てキットだったので自作した。

https://www.visaton.de/en/products/3-way-speakers/vox-80

通販サイトで買うと公式より安い。(€109.16+送料€33.45)
https://www.reichelt.com/de/en/visaton-vox-80-kit-pair-vis-vox-80-p100244.html

組み立てには、MDFボードをカットしたり穴あけしたり、接着したり、はんだ付けも必要だったりするけど、設計図もしっかりついているので素人が自作していい音を楽しむのに良かった。
アンプは安くてよいと評判のLepyのもので最大音量まで出せて満足。
https://www.amazon.co.jp/dp/B084CW42VM/ref=cm_sw_r_tw_dp_MNudGbNVPJEFY

長年使ってきていたが、YAMAHAのSR-C20Aというサウンドバータイプの2.1chスピーカーを買ってから、VISATON Vox 80は低音の響きが弱いことが分かってしまった。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08GKSWTNQ/ref=cm_sw_r_tw_dp_0m-cGbCA8SCYJ

カタログ上も確かに違いがあって、再生周波数帯域を見ると、VOX 80は80-22000 Hz、SR-C20Aは65-22000 Hz。

https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/sound_bar/sr-c20a/specs.html#product-tabs

自作のものとはいえ、初めて作った(そして唯一の自作の)VISATONのスピーカーが市販品に負けているのが悔しくて、低音を出すためのサブウーファーを作ろうと思い立ったのだった。

なお、SR-C20Aは、7.5cmと、小さいサブウーファーでしかもコンパクトで65-230Hzの低音が出せる。これはスピーカーユニットも、設計も、すごい技術なのだと思う。パッシブラジエーターという、自作では使わないタイプの形式が一役買っている。

なお自作品と工業製品を比較するとき、電子部品を使うものについては、コストとコンパクトさで優ることは相当難しい。

さて、サブウーファー、うまく作れるだろうか。

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