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【学生インタビュー】EMC二期生・長尾 祐之介さん

日本で初めてできた「アントレプレナーシップ学部」である武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)に集う学生たちを紹介するインタビュー企画、第2弾!

今回は、2022年4月にEMCに入学してきた二期生(1年生)の長尾 祐之介さんにお話を伺いました。

■日本一周の旅に行くはずが、やってきたのはEMCへ

神奈川県横浜市で育った長尾さん。小学校時代はサッカー、中学校からはバトミントンに励み、中学時代は関東大会のベスト16まで勝ち進みました。
そんな長尾さんですが、元々は大学進学に前向きではなかったとのこと。

「正直に言うと、大学に行く気はあまりありませんでした。奨学金を借りなければならなくなるし、高校生の2人に1人は大学に進学する中で、キャリアとしてそこまで物珍しいものでもありません。どうしても大企業に就職したいとかであれば話は別ですが、それよりも自分は、自分だけの個性を磨いて、その個性を選んでくれる会社に勤めたいと考えていました。そこで、だったら大学に行かずに2年間働いてお金を稼いで、思いっきり遊んだり、日本一周をしたりしようと思ったんです。そうやって価値観を養ったり経験を積んでから、就職に臨むつもりでいました。」(長尾さん)

個性を大切にする長尾さんに高校時代の友人がプレゼントしたカツラ

進路選択の際に、その思いを家族に伝えた長尾さん。しかし、返ってきた答えは「日本一周なら休学してでもできるし、大学には行ったほうがいいんじゃないか」というものでした。

「そんなときにEMCのことを知って、ピンときました。ここなら色々なことを学べそうだし、周りも『何その学部!?』ってなると思ったんです。」(長尾さん)

子どもの頃から、みんなが「常識だ」と思っていることに対して、まったく違う角度の提案をして、周りが変わっていく様子を見るのが面白かったという長尾さん。こうして2022年4月にEMCに入学しました。

■座学嫌いにはピッタリの実践中心の授業

EMCは「自分にはあっている」という長尾さん。
寮の中で深夜まで仲間と語り合ったり、一緒に自転車通学したり、はじめての寮生活を満喫しているそうです。また、グループワークやプレゼンテーションが好きなので、座学がほとんどない実践型の授業は自分にあっているとのこと。

「一方で、まだ自分から飛び出して何かに挑戦するところまでは至っていません。もともと、よっぽどのことがないと動き出さないタイプなんです。今は、いろんな授業とか、周りの仲間たちの活動を見ながら、じっくり吸収しているところです。」(長尾さん)

「よっぽどのことがないと動き出さない」という長尾さんですが、実は仲間たちと一緒に武蔵野大学のオープンキャンパスに合わせて寮の撮影動画を企画し、EMCのYou Tubeにも公開しました。普段はなかなか見れないEMCの寮についてコミカルに紹介していますので、ぜひ御覧ください!

なお、寮生活を経て、長尾さん自身はこんな変化を感じているそうです。

「自己主張がうまくなった。争うのではなく、認め合う環境の中で、自分の意思を伝えられるようになった。」(長尾さん)

そんな長尾さんに好きな授業について聞いてみたところ、秋元祥治先生の「マーケティング基礎」をオススメしてくれました。

「『マーケティング基礎』の授業は、人気が下がっているものでも、ちょっと工夫しただけで売上を伸ばすことができるということを教えてくれる授業です。今あるものから違う価値を生み出すということは面白いと思いました。それに、講師を務める秋元さんの話がとにかく上手いんです。」(長尾さん)

■いつか、学校を作りたい。高校時代の想い出。

今はまだ、自分がなすべきことを模索している途中だという長尾さん。その中でも気になることが、心理学やカウンセリングなど、人の心に関することだそうです。そして、まだぼんやりと想像している段階ですが、いつか学校を作りたいのだそうです。

「高校生の頃、学校の名物行事だった体育祭がコロナで中止になりました。それも、最初は『半日だけ開催します』と言っていたのに、1週間前に突然中止が告げられたのです。がっかりしている生徒がたくさんいる中で、生徒の想いを先生たちに伝えなければと思って、仲間たちと署名活動を行ったんです。時間が迫っていたのでインスタの署名用アカウントを立ち上げて、学校中の様々なネットワークにシェアして署名を募りました。そして、その結果を元に先生たちと話し合いを行いました。結局、話し合いで出た学校側の『中止の理由』は曖昧なものばかりで、納得の行く答えは出ないまま体育祭は中止になってしまったのですが、体育祭実行委員の先生が『申し訳ない』と頭を下げてきたんです。その時、『ここまで事を起こさないと、先生の本音が伝わらないのが悲しい』と感じました。そんな経験から、学校や教育に思うところがあって、いつか学校を作りたいと思うようになりました。」(長尾さん)

長尾さんが学校を作ったら、大切にしたいと考えていることが「コミュニケーション術」だそうです。コミュニケーションは仕事でも仲間関係でも、切っては切り離せないものです。長尾さんは、社会に出たら一番大切な能力はコミュニケーション能力と考えて、これを大切にする学校を作りたいと考えるようになったそうです。

もちろん、当初計画していた日本一周についても、計画を練っている長尾さん。

「この冬休みに免許を取りに行きます! そして、春休みに日本一周する計画を立てています!」(長尾さん)

徳島で地方創生活動に取り組む一期生の納田さんに連れて行ってもらった徳島の海

EMCでじっくり自分と向き合っている長尾さんの挑戦は、既に始まっています。EMCのnoteでは、これからも長尾さんの活躍を追いかけていきます!


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