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恋愛サスペンス劇場かと思った、SixTONES「雨」

team SixTONES 1年目のわたしです。
過去のシングルをお財布が許す限りに集めているのですが、先日ついに「こっから」3形態を手に入れました!
というのも初回A盤のカップリング曲「雨」がとんでもない、という記事を読んでいたから。

↑みんな大好き「かんそう」さま。

これを読んでから、本当聴きたくて仕方なかったです。
わたしはジェシーさんの「が」で小説は書けませんでしたが、本当に想像以上のヤバさではありました。
ヤバい、という言葉、あまりに多くの意味を内包しすぎですよね、すみません……このヤバいは「怖い」の意味です。

まあいうて、音楽に詳しい人が誇張オタク表現で書かれている部分もあるのだろうなあ、なんてお気軽に再生した瞬間のあのイントロ。
不穏なピアノというか、不協和音的な、とっても不安になりました。
初めて聴いてあのイントロ流れ出した瞬間の、背筋がぞくっとした恐怖はもう味わえないのか……とやや残念に思うほど、怖かったです。
すごくないですか。失恋した男の物語なのでしょうけれど、日本の怪談みたいな陰湿さ。
雨降ってるからだろ!て言われたらそれまでですけど、息苦しいほどじめっじめ。雨でいうと豪雨。
突然激しく降るあの雨の感じ。視界が白く烟るあの夏の雨。

そしてずぶ濡れになったその手で後ろから首筋をびっちゃり触られる感じ。
冷えているけど、まだ少し人肌の生ぬるい温かさを残したような手で……。
別れた相手のことをすごく好きで、未練ありまくりで…というのはわかる。
わかるけどそれにしたってヤンデレの質感がすごすぎませんか。
しかもこれ、曲の終わりもキュイイン↑↑!!!!!!!て盛り上がって唐突にブツッと終わるでしょ??
いや、なに?
怖いって。
不安イントロと言い、盛り上がった音が急にびたっっと止まる終わり方と言い、いちいちほんのりサスペンスとか、ホラーの雰囲気。
怖いよ………。
終始土砂降り、薄暗くて不気味、みたいな雰囲気のせいでほろ苦低音じゅりちゃんのラップも、この曲に限っては別れた相手へのなにかしら呪詛の言葉かと思ってしまいました。
歌詞見たら違った。よかった(そりゃそう)
別れた相手をまだ好きすぎて、逆に毒みたいな言葉をぼそぼそ吐いてんのかと……。
いつもより若干恨みがましく聴こえてしまう。
愛ほど歪んだ呪いはないって五条先生も言っていたし……。

そしてこの、あまりに陰湿で未練たらたら楽曲を歌っているのが、あのパブイメオラオラバチイケおにいちゃんたちなのでしょ?
誰が見てもわかるパリピの曲「PARTY PEOPLE」を歌い、踊っていたあの常夏の陽気な人たち。

嘘だろ…?(武蔵刑事?)

これだからSixTONESさんの楽曲集めをやめられない。
カップリング曲にもわたしに刺さる素敵な曲がいっぱいある。そして、まだ知らない曲もある。
まだ未知を残している……!!
なんならこれから「音色」のカップリングも聴ける……!!
生きる理由になる…!!(重……!!)

わたしが好きなカップリング曲上位に突然躍り出た、おまえをころしておれも死ぬみたいな鬼気迫るド失恋曲「雨」。
最後「飛ぶのさ」ってほんと、なに?比喩?物理?

もし今後わたしがド失恋した時に、寄り添ってくれそうな曲を知ることができてよかったです。SixTONESくん、ありがとう。
ヤンデレを救うのは時に、同じヤンデレです。

※「雨」は特にヤンデレの曲ではありません。個人の意見です。※

無害

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