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結局、ふたりが離れてしまうのがやるせ無い。(+追記〜思ったより離れてないな?Remix〜)


赤の他人の別れに、なぜかわたしがものすごい喪失感を抱えています。半身でもなんでもないのに、なにか失ってしまったような感覚です。直接関係のないわたしですらこうなのだから、往年のセクラバの方、メンバー、なによりも15年もの間彼の隣にいたシンメの菊池風磨さんの喪失感はいかほどのものでしょう。

しんど。最初はそればかり呟いていました。
他に言葉が出てこなかったから。
「しんどい」の単語にいろんな言葉と感情がひとかたまりになっていました。
少し時間が経ったので、まんまるの鉛玉みたいな「しんどい」が少し解けて、中身が見えてきました。

今回の中島さん脱退の件、結局個人的になにを1番しんどく感じているかって、「ふまけん」がなくなることでした。
人と人との関係に、永遠どころか、一生一緒なんてそうそうないと、わかっていたはずなのに。
人と人のと繋がりなんて、そもそもそんなに信じていないはずだったのに。
信じていない、そんな少し斜に構えたわたしですら、もしかしたらこの2人はずっと一緒にいるのかもしれないと、勝手に薄い光の毛布のような希望を抱いてしまっていました。
友だちでも恋人でも家族でもないけれど、唯一の関係。
バディや相棒と呼んで差し支えない関係を、三次元の現実で見せてくれる中島健人と菊池風磨を見て、あのふたりはずっと同じグループで、ずっと一緒なんだと無意識に。

「その不滅とは不滅を感ぜしめる力であって、決して不滅という事実の予定認識ではない。」(高村光太郎「永遠の感覚」)
ふまけんは、わたしに、あるいはわたしたちに「ずっと一緒かも(永遠かも)」と思わせる力がありました。

以前も書いたように、わたしは2020年からふんわりとSexyZoneを応援し、昨年末のライブで急速に熱が上がっただけの人間です。
それでもこんな喪失感を味わうなら、ずっと一緒にいたそうちゃんは?勝利くんは?
菊池風磨さんは?

皮肉なことですが、ライブには本当に行って良かったと思わざるを得ません。
今振り返ると、初日からあの菊池風磨さんが泣いていたのもわかるような気がします。長い背中合わせも、菊池風磨さんの「永遠」の話も、全部全部……。
そういう事情だったのかと。
SexyZoneという名前のお別れだけでなく、中島健人とのお別れでもあったのですね。
……やめてくれよ、最後まで見ると意味が逆転する叙述トリックみたいなことを現実でやるな……。

ドームの予定は1年前に決まるそうですから、今、わたしやセクラバの方が抱えている気持ちや戸惑いには、みんなとっくに折り合いをつけているかもしれない。
長い背中合わせ、この事情を知ったあとで思い返すと、よく耐えられたなと思います。
わたしだったらどちらの立場であれ、途中でめちゃくちゃ強く抱きしめてしまったと思うので……。
もう、菊池風磨さんの背中に全幅の信頼を置き、勢いよく背中を合わせ、同時に菊池風磨さんの背中を支えていた中島さんはいなくなるのですね。
もし、永遠があるとすれば、それはそれそのものが終わる瞬間に宿るのかもしれない。

わたしは菊池風磨さんが好きなので、特に彼に想いを馳せがちなのですが、15年も一緒にいたらもう、好きとか嫌いとかじゃなくてそこにあるのは情なのではないかと思います。
わたしだったら寂しいです。
好きでも嫌いでもずっと15年そばにあった存在がいなくなるなんて。
実家に帰ったら、いると思った親がいないくらいさみしい。

聞き分けのいい、でも本人の感情の見えにくいブログの文面。
こんな時まで中島さんを尊重してくれるあなた。
菊池風磨さん、ちゃんと泣きましたか?
いやだとか、さみしいとか、言いましたか?
オタクの見ていないところでのふまけんはわからないけど、ちゃんと目を見て話せましたか?
でも、いかないでとはきっと言えませんよね。
グループのために、ずっと前線で戦ってきたことは、きっと往年のセクラバの方々や、なによりもあなたがずっと近くで見てきたのですから……。
わたしが同じ立場でもきっと、引き止められないけど、あなたきっと誰よりも、中島健人を殴って止める権利もあったとわたしは思います。

ふまけんという関係は、わたしから見ると、運命的で、ずっとドラマチックでした。
まるで映画や小説のダブル主人公のようでした。よくできていて、美しかった。
菊池家のFAXの都合で1週間遅れて入所したこと、首筋の左右対称のところにある黒子、妙に似ている時がある容姿、なぜかずーっとシンメでいること、YOUたちはずっと一緒だよと言われたこと、仲違いの期間、そして仲直りしたこと。
弁慶と牛若丸!と称した中島健人、まんざらでもなさそうな菊池風磨。
でも、この弁慶と牛若丸発言の時にはきっともうお別れが決まっていて、だとしたらどんな気持ちで言ったのだろう。どんな気持ちで聴いていたのでしょう。
ふまけんは本当に「伝説」になってしまいました。

でも、これは本当に誤解しないでいただきたいのですが、中島さんを恨む気持ちとか、怒りとか、わたしには一切ないのです。そもそもその立場にない、ただの一介のオタクにすぎないし、彼がグループを引っ張ってきたことはわかっているつもりですから。
ただ、なんで?と思うだけです。

もうこうなったら、わたしの特性「残酷でグロテスクな消費者」を発動させるしか、今を受け入れられない。
納得できるか否かはさておき、物語にしてしまえば綺麗だから。

「5人のSexyZone」も「SexyZoneのケンティー」も、軌跡も、5人で叶えた夢も、5人で叶えたかった、叶わなかった夢も、全部全部まだ綺麗なうちにとどめを刺すことにしたという筋書きの物語。
美しい過去にして(過去とは大体、美しく裏切らないものです)全てをそこに置いていくことを物語の幕引きとするなら……。
わたしは、彼らの歩んだ道を、この結果を、仄暗くも美しい、水面に映った星空のような物語に変換することができます。
思い出を大量の薔薇と共におさめたガラスの棺。
わたしの中の湖に、その棺をそっと水葬しましょう。

あなたたちの最期のきらめきを、喰らわせていただくことにします。
そうして美化して、受け入れさせてください。
今は。
ごめんね。
間違ったやり方かもしれないけど。

一生一緒に遊んでくれよ、と歌った菊池風磨さんは、過去の中でしかもう、「SexyZoneの中島健人」とは遊べない。
わたしは、ふたりには一生一緒に遊んで欲しかったですよ。SexyZoneのシンメとして、もはや人生のシンメとして。

中島さんにはセクシーサンキューを言い続けて欲しかったし、菊池風磨や下の子のそばにいてほしかった。
でも、あなたの人生なので。
わたしはどこまでいってもただの無関係ないち消費者でしかありません。
何を言ったとて、中島さんの人生なので、もう黙るしかないのです。
なにより、メンバーのみなさまが(建前かもしれないけれど)快く送り出し、応援すると言うのなら、わたしなんぞになにか言えるわけもないのですよね。

菊池風磨さんがグループを諦めないこと、それが正しい選択かどうかなんて、わかりません。
意地なのかもしれない。
他グループのファンで、メンバーの脱退とソロ活動転身を何度か見てきた方は、「厳しいことを言いますが、ソロで成功した人は数えるほどしかいないし、残されたグループが売れることは正直難しい」と。
それが定石なら、彼らもきっと厳しいのでしょう。
でも、それでも諦めないと言った菊池風磨さんの意地もまた、美しいと思います。
仮にそれが、花火や桜のような儚さを伴っていたとしても、です。
ただ……無理だけはしないでほしい…。
あなたが無理なく笑っていてくれた方がわたしは嬉しいので……。

中島健人さん。
こうなったらもう、SexyZoneに残るメンバーも、どうして?と戸惑い悲しんだファンのことも納得させるくらいにスターの道を爆走してください。
どこにいても、中島健人をすぐ見つけられるくらいにキラッキラのめちゃくちゃ眩しい一等星になっていただかないと、今のわたしはちょっと納得しないかもしれません。
応援しているよ!というよりは、あなたのことを見ているぞ。という気持ちです。

いつかまた5人で笑い合える日が来たら、わたしも水底から棺を引き上げましょう。
その時、5人や、セクラバの方たち、みんなで笑えるといいね。
こんなことあったよねって。
そうなるまでに、時間がかかるセクラバちゃんたち、いっぱいいることでしょう。
あの日のわたしのツイートに、ころころ集まってきてくれた、可愛いポメラニアンみたいなセクラバちゃんたち。
今は雨に濡れたぺしょぺしょポメかもだけど、いつかおひさまに乾かされたふわふわ綿毛ポメちゃんになってくれると嬉しいよ。
ごはん食べてくださいね。ちゃんと寝るのよ。
勝利くんも、そうちゃんも、菊池も、セクラバちゃんたちも。

……あと、この際だから言うけど、わたしほんとは菊池風磨さんのこと、日頃「菊池」って呼んでます。
今後親しみを込めて、菊池!!て呼んでいいですか?
菊池、いっぱいいっぱい愛されてください。そして、ご自愛ください。

自分のお気持ち整理のために書きました。
いやな表現とかあったら、本当にごめんね。
間違った考えもあるかも。
できるだけ主語はデカくしないように、憶測を書かないようにはしたけど、出来ていなかったらごめんなさいね。
あと、何回まとめようとしても、やっぱり全然まとまりませんでした。あーあ!
どうしてこうなった2024
大仏建立しちゃお。



昨日からからこれをこねこねこねこね書き始めましたが、たった1日で目まぐるしく状況は変わってゆきますね。
3人がインスタ開設して、「リビングの松永さん」は放送され、そうこうしているうちに菊池は100万フォロワーです。おめでと!
時間は不可逆。
わたしももう少しだけ感傷に浸ったら、いつもみたいにはしゃぎ回ります!

無害

追記(2024/01/11)
ねえ!(まだ)SexyZoneたち、なんかもうみんな楽しそうね!?
状況、目まぐるしすぎない?
中島さんは全員フォローするし、菊池はストーリー大暴れするし、ふたりリアクションしあうし、巻き込まれるしょりそうのふたり…。
ストーリーでわちゃわちゃするふまけん、牛若丸と弁慶っぽさが薄くて、この人たち、一生一緒に遊びそうだな、なんて思いました。
ふたりはシンメじゃないかもだけど。
5人はSexyZoneという形じゃなくなるけど。
あなたたちの縁が切れることはないのかもって、今は思っても良いでしょうか。
でも、もうみんなが笑っているなら、なんでも構わないわよ。
泣き笑いですよ、わたしは。
セクラバちゃんも笑顔だよ。
ふまけん供給でみんなの笑顔V字回復〜少しの切なさを添えて〜
自分が厨二ポエムお気持ちnote書いたの茶番すぎる。笑ってくれよ。
でも、それ書いた時にはたった2日でこうなるなんて思いませんからね。
人生まさかの連続!(ジェシーさん)
本当にね。
一番星アイドル中島健人と、3人とで、アイドルの座をかけてバチバチやりあいな。
ライバルとして切磋琢磨しな。
あなたたち、本当、どこまでもドラマチックな少年漫画。
笑わせてくれてありがと。
みんなこれからも健康で楽しくあってください(お母さん?)
元気出た。ジャスミンティー飲んじゃお。

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