めんどくさ陰キャを売りにしている、国宝級イケメンこと松村北斗さん。
彼がわたしをSixTONESさんに引き合わせたと言っても過言ではないのですが、じゃあ彼の何がそんなに好きなのかという話をさせてください。

わたしの彼を好きなところは、大きく２つにわけることが出来ます。

自分の可愛いを諦めない。

彼について比較的初期に得た情報が「ちいかわになりたい」だった時の衝撃と言ったら。
松村北斗さんって、身長178センチもある上に、肩幅なんてガタイのいいイメージがある慎太郎くんより広いんですよ。
水平線くらいある(過言)
それなのに、ちいさくてかわいくなりたがる。
膝を折ってまで西畑くんよりちいさくなろうとしたり、短い髪の毛をどうにか結んでツインテールにして……。
かわいこぶっている涙ぐましい姿。
え〜ん！(泣いちゃった！)
ごめん……似合ってないよ！松村さん！
でもあなたのそういうところを笑うわけにはいかない。
必死なんだもの…絶対になれないのに諦めないし、なろうとする姿勢！
まだ自分の容姿に可能性を捨てていない時期の女の子っぽい。
どんな女の子にも、こうなりたいって姿があるじゃないですか。
そこへの努力って、大体は男の子よりも強いじゃないですか？
だって男子諸君が「モテたいから」を理由に自分を磨くのに対し、女の子は「可愛くなりたい」が原動力。
各々が各々の思う可愛いのために一生懸命だと思うんですよ。
宇宙人みたいなプリクラも、やりすぎな写真の加工も、詐欺メイクと呼ばれるものだって、なりたいけどなれないから、ひとときの魔法でもいいから、なりたい姿を叶えるためのものじゃないですか？
松村さんの体現するかわいさって、そういう少女の涙ぐましい一生懸命さと同じものを感じます。
きっと松村さんって女の子だったら、少し前髪を切りすぎただけでその日いちにちずーーっと前髪いじってると思うんですよ…そんなの本人にしかわからない違いなのに。
でも、ああいうのっていくつになっても死活問題ですよね。
わたしも今朝まゆげを失敗したので、もうかえりたいです。

陰キャ。これにつきます。

松村北斗といえば、陰キャ。めんどくさい。
バラエティでは特にそういう立ち位置になっていると思います。
実際、それでキャラが立っているのできっと本人も、ある程度はそれをわかっていてやっているのだろうなあと見ていますが……。

誇張されているか否かはさておき、彼の主張って、とっても共感してしまう。
先日の「あざとくてなにが悪いの？」で、幼馴染のからあげサプライズのくだりに、ひとり難色を示していた松村さん。
番組的な演出なのもわかりますけれど、山ちゃんさん、あいりちゃんさん、そんなに厳しく非難しないであげて……泣。

まとめちゃってごめんだけど、わたし達は、たぶん自分を繕わないと人前に出られないの。
恋人だろうと、幼馴染だろうと、まゆげも書かずに部屋着のままで人に会いたくないの。
身構えさせてください。ありのままの自分に自信が持てないの。
サプライズだよ？いいじゃん！というのはあなた方の意見ですよね？
サプライズをよしとする主張を敵視したいわけではないけど、そうでない人間のことも許容してほしいの。
一方的にこちら側が悪だとでも言うように非難されていて、なんだかテレビだとはわかっているけれど、松村さん守ってあげたくなっちゃった。
我々にはサプライズは困惑と迷惑以外の何ものでもないので……。
好きな人がサプライズで部屋に訪ねて来たって喜べないし、好きな人相手にならなおさら、綺麗な姿を見せたいから、突然家に押しかけるのは本当によしてほしい。
わたしは「そのままでいいから会おうよ。もう近くまで来てるし」と強引に家に来られて別れたことがあります。
それくらい無理。

そもそもサプライズって、されたら喜ばないといけないイベントじゃないですか。
そこがすでに無理なんですよね…。
他人に感情を強制すな。
突き返すようなことはしないけど、そのあと相手に対して気持ちがもやもやしちゃう。
大体、幼馴染だから急に来ていいという道理もないと思うのですよね。やっぱりひとこと、連絡がほしいし……。
ま、まあアレはただのVTRなのでね！
現実にはあんな幼馴染いないと思うし…知らんけど。

……ほらね〜？　今、「この人めんどくさいな」って思ったでしょ？
松村さんとわたし、程度の差はあれ面倒なんです。
とても他人とは思えない(他人です)。

他者に対してやたら懐疑的なところ、その割に妙に強情なところ、でも、一度心を開いた相手のことが大好きで少々愛、重めになってしまうところ……。
すっごく思春期あたりの女の子っぽい。
これ、ずっと言っていますが、わたしと彼ってたぶん、前世同じ女学校だったんですよ。
お揃いのリボンを結んでいた気がするし、イニシャル入りのハンカチーフを交換した気がする……(存在しない記憶)

当たり前ですけど、芸能人って、本人であって本人じゃないです。
そして、わたしの中に像を取り込めば、さらにそれは歪みます。
だから、わたしは松村北斗を知らない。
さっきから今まで、わたしのレンズを通して歪んだ「松村北斗」の話をしています。
そんな歪んだ虚像のことを、普段わたしは「ほくとちゃん」と呼んでいます。
ほくとちゃん、また今度めんどくさ恋愛観聞かせてね。

めんどくさい陰キャのまま生きるしかないです。
自分を偽って、迎合して作った関係とか所詮疲れます。ソースはわたし。
友達や恋人なんて無理に作るものじゃないし。
ほくとちゃん！あと、ここに辿り着いてしまった同じタイプのめんどくさいあなた。
我々はめんどくさく、陰気なまま孤独をともだちに生きていきましょう。
時々インターネットとかで共鳴したりしましょうね。

暗くてめんどくさくても、ほくとちゃんがSixTONESくんたちに出逢えたように、わたしにもあなたにもいつか仲間が出来ますよ。
…………まあ……今のところわたしの友だちはスマホしかいないんですけど……。

じゃ、今からそんなほくとちゃんがもねちゃんと共演する映画「夜明けのすべて」を観てきます🌙
ほくとちゃん〜〜応援しているよ！

無害