カレーの聖地で142店舗を制覇した強者(つわもの)にインタビュー!!
前回は、≪神田カレー街食べ歩きスタンプラリー2023≫に挑戦し、142店舗全店制覇した強者(つわもの)お二人にお話を伺い、おススメのカレー店を紹介してもらいました。
記事はこちらです。
「カレーの聖地で142店舗を制覇した強者(つわもの)に聞く!神田カレー街のおススメ店舗11選」
今回は、そんな二人にスタンプラリーでの様子をうかがいました。
神田カレー街食べ歩きスタンプラリーの様子
---大魔王さんと、いづおさん、(以下敬称略)
どうぞよろしくお願いします。
大魔王・いづお:よろしくお願いします。
---前回は神田カレー街のおススメ店舗を教えていただき、ありがとうございました。
まず、お二人にこのスタンプラリーにチャレンジしようと思ったきっかけをうかがいたいと思います。
やっぱり二人ともカレーは大好きなのですか?
大魔王:大好きというか、お店のカレーは店ごとに味に変化があるから飽きないですね。
いづお:僕はもともと家のカレーしか食べたことがなかったんですが、大魔王に教えてもらって挑戦しました。整体の仕事をしているので、接客時の話題にもつながるかと思いました。
今回は10周年記念のメモリアルだったので、北斗の拳とのコラボがあったのも挑戦のきっかけになりましたね。
大魔王:私は、前から面白そうだと思っていたのが、コロナでしばらくやっていなかったのを昨年から再開したので、じゃあ巡ってみようかなと。昨年は1コースだけだったので、今年は本格的に挑戦しました。
---カレー街Mapを見てみると、神田・神保町はもちろんですが、飯田橋・水道橋・御茶ノ水・秋葉原など、結構エリアが広いですね。142店舗を 4カ月半かけて巡るのは大変だったんじゃないですか?
大魔王:そうですね。まとまっているところはハシゴしていました。神田と渋谷の2カ所で仕事をしているので、ペースを上げることはできませんでしたが、3カ月で全店制覇できました。1時間で3軒巡ったこともあります。多い日は1日5件とか、毎日まんべんなく行くことができなかったので、どうしてもドカ食いというか、まとめて食べていました。
注:142店舗と10カ所のスタンプポイントすべて(152個)を制覇すると、
グランドマイスターの称号がもらえます。
いづお:僕は2カ月でコンプリートしました。ペースとしては、1日2、3軒をハシゴしていました。職場が神田周辺だったので、ランチよりも夜が多かったかな。ほぼ毎日食べていました。
---私がお二人に初めてお会いした時よりも体格がとっても良くなっていると思うのですが、このチャレンジで何キロほど太りましたか?
大魔王:12㎏かな。
いづお:僕は測ってなかったのでわからないけど、ほら(おなかを見せて)育ったでしょ(笑)。
---ほんとに、大きく育ちましたね(笑)。
さすが、グランドマイスター!
挑戦中にもうやめようかなと思ったことはありますか?
大魔王:やめようとは思わなかったですが、面倒だなあと思う時はありました。
---何が面倒だったのですか?
大魔王:私はインド系というか、チャツネとか、モノによっては癖の強いものが得意じゃないんです。スパイスで体を整えるからいいのはわかってるんですけどね。こういう系のお店に行くのが苦手なのですが、コンプリートのためにはいかなきゃならないから、面倒だなあと思いました。たぶん来年は、もうしないかな。
いづお:もう、きついっすよね。でも、チャレンジしていることを周囲に公言していたおかげで、周りの人がたびたび「あとどれくらい?」とか、声をかけてくれたので、続けられたのかもしれません。
ハシゴするときに、ライスが続くと重くなるので、ハーフサイズにしたり、ご飯・ナン・麺、などの組み合わせを考えて巡りました。
印象的なお店
---142店舗、よく巡りましたね。全部覚えてます?
いづお:ほとんどは覚えています。味にパンチがなくて優しすぎるところは忘れてしまったかもしれませんが。
---意外性やインパクトがあって印象に残っているお店はありますか?
大魔王:「お茶の水・大勝軒 BRANCHIG」かな。ラーメン屋なのにこの形で出てくるか?ってびっくりしました。過去にグランプリも受賞していて、ちゃんとしたドライキーマカレーです。
いづお:「いわし料理 大松」のいわしカレーはドライカレーで、自家製いわしフライもついてる。臭みもないし食べやすかったです。
いづお:「Komi’z」の丸ごと玉ねぎカレーは、淡路産の玉ねぎを丸々1個使っている。玉ねぎだけの具ですごくシンプルでした。
大魔王:「タイ料理 ジャンピー」もインパクトがありました。脱皮したばかりで殻ごと食べられるカニ「ソフトシェルクラブ」が入っていて、柔らかくて食べやすいのですが、めちゃくちゃ大きいのでおなかいっぱいになりました。
いづお:ここは、ハーフサイズもあって、メニューが豊富です。本場の味に近いようですよ。
大魔王:ハーフ?なんですか、それは?
いづお:僕は基本的に、ご飯はハーフサイズを注文していましたよ。仕事に差し支えのないように。
大魔王:私は基本、普通サイズです(笑)。
---大魔王はまじめなので、そういうところが今回のチャレンジにも出てますね。それが体重に響いているのかもしれませんね。
いづお君はハーフで巡っていたのなら、スタンプの数も半分にしてもらわないと(笑)。
また行きたいお店はありましたか?
いづお:はい、もうすでに「ヒナタ屋 神保町本店」をリピートしています。ここは、小麦粉を使っていない、南インド系のカレーで、スパイスをふんだんに使っています。神保町の三角地帯にある小さなお店です。
スペシャルという月ごとに変わるカレーがおすすめ。ランチ時にはドリンクが付いてきます。
大魔王:私はグリーンカレーだったら「カレー屋 ばんび」のをまた食べたいな。
チャレンジしてみて気づいたこと
いづお:どのお店もこだわりのポイントが違うので、「カレー熱」はわかる気がします。スパイスの組み合わせ、ベース、配合など、特にグランプリを本気で目指しているところの熱量はすごいです。
---店主の熱量が強いから、食べる側にも伝わってくるのでしょうね。
いづお:そうですね。食べる側も、どの店も味が違うので、他店はどうかなと、つい次に行きたくなります。体が求めているスパイスの刺激というのか、中毒性がありますね。
大魔王:逆に、一回食べればもういいかな、というお店もありました。店主の「カレー熱」への思いが強すぎて、「我(が)が強い」というのか、味的に詰め込まれすぎているというのか、完食するのに一生懸命になってしまって疲れました。
---こだわりが強いんでしょうね。
いづお:あとは雑か、丁寧かっていうのもありますね。見た目はよく似ていても、何かが違うんです。
ガード下の小さな屋台だけれど、しっかり手をかけていると感じられたりすると、また食べたいという気持ちになります。
大魔王:トッピングの量が多すぎて、完食できず途中でギブアップした店もあったなあ。
いづお:自分のこだわり優先か、相手のことを考えてこだわっているかの違いで、好みがわかれると思います。
---なるほど。自分の「我(が)」を通すか、相手のことを思いやるか、これはカレーに限らず、コミュニケーションや他のことにも通じそうですね。
今日はたくさんの情報をありがとうございました。
この後、早速カレーを食べに行きましょう!
最後に
いかがでしたか?
この記事を読んで、お腹がすいてきたあなた。
142店舗制覇したお二人の話を参考に、ぜひ神田カレー街を訪れてみてください。
「カレーの聖地で142店舗を制覇した強者(つわもの)に聞く!神田カレー街のおススメ店舗11選」
【参考】
・神田カレーグランプリ公式サイト「https://kanda-curry.com/」
・神田カレー街公式ガイドブック2023:神田カレー街活性化委員会
2023.11.30取材
話し手:大魔王・いづお
聞き手・文:大和 紫
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