見出し画像

旅行の最後は、お蕎麦屋さんで日常に返り咲く。

楽しい2泊3日の旅行を終えて、最後は新宿に立寄る。「着物でお蕎麦屋さんに入りたい」という、着付けを覚えた頃からの願いを叶えるためでした。

最初は上野に寄ろうと思ったけど、上野のお蕎麦屋さんには父がいる、という情報が届きました。せっかく染五郎くんの美貌を見たのに、父の顔で上書きなんて嫌!と思ったため、上野を通り過ぎて新宿に向かう。着物だったので、暑くって苦しかったです。ほんと、考えることが同じだなんてタイミング悪い!遺伝子の呪い!!今度日を改めてお誘いします。

立ち寄ったのは、新宿駅のサブナードにある「吉祥庵」。会計なんだでバタバタしており、お待ちくださいと言われたので待機。その間に、アルバイトの子が何組か入れてしまった模様。どうしようと思いつつメニュー(入口から若干離れてる)を見に行こうとしたら、慌てて店員さんが「すみませんお待たせしました!!」と駆けてくる。帰ろうとしていると思われた模様。大丈夫、帰りません…!!ここのお蕎麦が美味しいのは周知の事実だし。むしろ誤解させてすみません💦


そんなわけで店内に潜入して最初に頼んだのは

瓶ビールと着物って相性抜群だと思います。
おつまみは板わさ、なすの浅漬け、卵焼き。

なすの浅漬け。ナスは前世からの恋人なので
ここの卵焼きはまじで絶品なので、頼んでほしい。時間限定メニューなのでご注意ください。

蕎麦屋飲みの作法としては、長い時間居座らないこと。
この子達を平らげながら、次なるメニューを頼んでいく。ほんと、美味しい♡吉祥庵は、おつまみもお酒も酒飲み好みのセレクトをしている気がします。しかも新宿駅のサブナード、という交通の便の良さ。新宿駅構内なので若干迷うけれど、たどり着いた時の達成感もあります。
卵焼きは中身はトロットしていていつも感動します。
ビールが空いたら、必ずイカの塩辛と熱燗を頼みます。

イカの塩辛と熱燗

塩辛はゆずの香りがふんわり浮かんで来て心地よいです。野球部に所属していた高校時代、甲子園をあと少しのところで逃して泣いていたら、ちょっと気になってたマネージャーがくれたレモンのはちみつ漬けを思い出します。
熱燗は、菊正宗の樽酒。杉か檜かまでは分からないけれど、優しい大地の香りが包み込んでくれる。新宿という都会の中で、森林浴が可能なのです。涼しい。

最後は天ぷら南蛮でお送りします。

天かすのトロトロ加減と、まるで社会のドロドロ加減を知らなかったあの頃の私を彷彿とさせるえび天は、旅行から目を背けたい私を現実に連れ戻してくれる。思わず熱燗を追加しながら、明日も頑張ろう…そう思えました。

この記事が参加している募集

休日のすごし方

休日フォトアルバム

美味しい食べ物やお酒との出会いを繋げるような記事を今後も作っていきたいです。