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ここちよいお店の効能

ちょうど一年前も同じ席に案内されたことに、座ってみて気付いた。天井に広がる照明と、左手に見えるオープンな厨房と。

人間ドックを受けるクリニックが食事券をくれるので、朝ごはんもガマンしたことだし、ちょっとおいしいもの食べようと、昨年も訪れたイタリアンのお店に来た。店内へ案内されるとき、「あ。この女性、たぶん去年も案内してくれた人だ。」と気付いた。

明るい声、ほど良い距離感、サービスの適切なタイミング、食事が終わってふと顔をあげると、こちらに気付いて「デザートお持ちしますね」と。ああ、去年もこんな感じだった、変わらず素晴らしいな、すごいな、と。

お料理もすべてが美味しかった。野菜がシャキっとみずみずしいサラダ、噛むほどに味わい深いフォカッチャ、地場の素材を使ったジェノベーゼのパスタ、ベリーのソースがかかった小さなパンナコッタと苦味の効いたコーヒーまで。

塩加減が絶妙だったジェノベーゼ

いつもよりずっとゆっくりと食事して、のんびりとコーヒーを飲んでいたら、昨日仕事で起きた小さな行き違いに今朝までずっとイライラしていたことを思い出し、ひとり反省した(笑)。自分が出来ないやつだと思われるのが嫌だったのかな、でもそもそもわたし、そんなにデキるヤツだっけか?と、可笑しくなってきてどうでもよくなった。

お店とウエイトレスさんと美味しいもの、ここちよい時間に心から感謝を。

ごちそうさまでした


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