泥舟に乗って霧中を漕ぐ

読書を数年ぶりに再開

 中高生の頃は読書を趣味と豪語してもいいほど本を読んでいたのに専門学校を卒業して社会の一員となってから活字に触れる機会をきっぱりと断っていた。
 別に読書が嫌いになったとかではないのだが、「時間が取れない」「体力が持たない」「集中が続かない」などと適当な言い訳を立てて本を手にとることを避けていた。
 たまにふと思い立って何冊か購入してみるのだが、家に帰ってレジ袋に入れたまま床に放置していたこともある。
 だが数年ぶりに本を買って、文章に触れ、ふつふつと出力の温度が高まってきたのを感じる。
 ぼくはブログや小説、イラストなどこと創作が大好きだが全くもって続いたことがない。最速で1日、長くても1月でスッと熱が冷めてゲームを起動している。人生の中で一番長く続いている趣味がゲームだ。一度も飽きたことがない。
 このnoteも日記や読書感想文を書くために始めてみたがいつまで続くかわからない。次の投稿がないかもしれないしなんだかんだ1月以上続く可能性も微弱ながらある。
 鉄は熱いうちに打てと言うが、今が一番熱い。飽きという水の中に落とせばすべて気化させる位に熱が高まっている。
 僕の頭の鉄が熱いうちにキーボードを叩く。

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