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【レビュー】『Touch off』感想:ぶっ飛びセンスが光るUVERworldの真骨頂

※2019/03/01の記事(はてなブログから引っ越しました)

慌ただしい日常で最近UVER情報全然追えず、長文を書く隙も無さそうなので、このブログもそろそろ潮時か・・・と折れかけた私の心に「そこにFIRE…🔥」(低音イケボ)したのは、綾鷹…じゃなくてUVERworldニューシングル「Touch off」でした。

あまりのカッコ良さに戸惑い隠せません。とんだスーパーFIRE🔥ワンツーFIRE🔥です。

え、ショートver聴いた時、「フツーに」カッコイイと思ってたんだけどな😅フル聴いてみたらナンダコレ。MVもナンダコレ。全然「フツー」じゃないじゃん👽

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大喜多マジック全開のMVは必見!!!

この曲、世の皆々様にはぜひMVでフルverを聴いてほしいんだよなぁ!メンバーのモーションとカメラワークがサウンドと完全連動してて、音の迫力や魅力を888%引き立ててるから!

さすが安定の大喜多監督👏

今回もメンバーの魅力、曲の世界観を最大限に引き出す演出に感服です。下から撮るアイディアgood job過ぎて。

あと、毎度のことだけど、照明(光と闇)使いの素晴らしさね。

2番後の間奏で召喚魔術を繰り出すむげちゃんはこのMVのハイライトのひとつですが、広げた両手をゆっくりと上げる動きに合わせて一つ一つ点火(=Touch off)するように徐々に灯る照明と、たかれるスモークの物々しさが、魔術師感、尊師感を強調していて平伏すしかありません。

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で、何の儀式くるのかと思ったら、突如始まるファイヤー🔥!ファイヤー🔥!連呼の大炎上祭り。白目ですよ、もう😇冒頭でも言ったけど、改めてナンダコレ…

何なのこのUVERwonderland…

カッコよ過ぎて笑い止まらないレベルです。

インストで聴いてみると、え、この部分こんな音も入ってたんだ…と気づかされ、いかに自分が怒涛のファイヤー🔥→奇声→ファイヤー🔥祭りにあっけに取られていたかがわかるという 笑

序盤から感情剥き出しで腕振り回し、幼児のように跳び回り、そこら中に点火してファイヤーファイヤーしてる百面相39歳児∞の合間に、無心不動且つ唯一無二の無表情モデル太郎をちょいちょい挟んでくるあたりも、大喜多監督ブラボーなのである。

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それにしても、まぁ、ひたすらにカッコイイ!

UVERworldはカッコよくある事に対して躊躇がない。容赦がない。恥ずかしいくらいに。
いや、容赦がなさ過ぎて、恥ずかしいと感じる自分が恥ずかしくなるほどに。

で、この突き抜けたカッコよさに更なる魔法をかけて圧倒的オリジナリティを完成させるのがUVER流の「ダサオシャレ」なんですよね。私見ですが。

この「とにかくひたすらカッコイイ」に加える、ひとさじの「ダサオシャレ」の黄金比ブレンド。それら全てを迷いなく真っ直ぐにやり切る潔さ。UVERworldの中毒性の秘密はこんなところにあると思うのです。

破壊力ミルフィーユ

まず「そこにFIRE…🔥」というフレーズ自体の破壊力。

これだけでも充分な衝撃なのに、なぜか洋画予告みたいな英語native風情の低音イケボで、曲の要所要所にしつこく入れてくる破壊力ステージ2。

どんなセンスよ…他で絶対聴けないわ…

更に、これTAKUYA∞の声だっていうから衝撃はまさにeternity…
幾重にも重なった破壊力のミルフィーユかよ😨
センスぶっ飛び過ぎぃ・・・

そして、破壊力ミルフィーユを完成させる、想像の斜め上行くトッピングは、我らのace of ace TAKUYA∞様の渾身の大演説!「自由」がテーマなだけあって、ラストにこの爆弾用意してたのは大正解なんじゃないかと。

エンタメステーションのインタビューで

∞「最後まで入れるかどうか迷ってた」

って言ってたけど、待って🤣嘘でしょ🤣!?あの大演説無くしてこの曲語れないくらいにマストofマストだよ。しかも、ご本人曰く

∞「ちょっと照れる」

待って🤣🤣そんな見え透いた嘘なんてNo,No,No,No,No,No!!!!!

全オスの頂点くらいの勢いでオラオラしてるじゃん!「否定する為の旅ィッ⤴︎💢」でプイッと振り返った瞬間の俺様言い切ったゼ✨オーラ凄いじゃん!僅か数センチだって照れも迷いも見えないですよ!本当はちょっと照れていたのだとしたら、プロフェッショナル仕事の流儀過ぎて涙…

ちなみに、このむげちゃん大演説の背後で、anotherむげちゃんがひたすら「ファイヤァァァァァァーーーアーーーーー!!!!!!」と叫んでいるのもスンバラシイんです。

低音イケボfire...🔥とは対照的な高音美声のファイヤー。

一曲でいったいいくつのファイヤーを魅せてくれるの、あなた。もう一度言うけど、センスぶっ飛び過ぎぃ・・・

「Soko nimo FIRE…🔥」(低音イケボ)って指差し確認しながら、曲中に何回FIRE出てくるか検証する旅に出るよ?

…。

20回でしょ?(検証した)

夜を乗り越えて行くリリシスト∞が魅せる匠の技

あまりにミゴトな演説っぷりに心奪われがちだけど、よくよく聴くと、この語り、めっちゃくちゃ深イイこと言ってるんですよね😭

もう金言集じゃん!「平成最後の新々古今和歌集」出してそれの冒頭に載せるゾ?アン?(よくわからない脅し)

ていうか、全体的に歌詞いいですよね。

1年に一度じゃなく1秒ずつ年を重ねてゆく
タイムリミットの中で
諦める日は長い旅の終わりじゃなく
最悪の未来の始まりだろう 

 「平成最後の新々古今和歌集」がムリなら、世の人々に広く知らしめたいという使命感に基づき、8句くらい抜粋して「お~いお茶の新俳句大賞」に勝手に応募していいですか?(ダメに決まってる)

でも、そもそも五七五じゃないし、お茶を飲むほっこりタイムに気分転換に読むにしてはテーマが重過ぎる恐れ…

忘れたい事は 忘れられない事
天国への道は 地獄から繋がってる

どう考えてもヘビーだな、おい。

OK、やめようか👍✨(爽やかに)

そんな事より。いいか、みんな!?

TAKUYA∞という"夜を乗り越えて行くリリシスト"のヤバさについて、ここで改めて考えてみて欲しい。

「スーパーファイヤー🔥ワンツーファイヤー🔥そこにファイヤー🔥」

というパワーワードを量産しておいて、次の曲では

「君の事上手く愛せないくせに
好きになってゴメンね」

なんていう胸キュン名言を繰り出したりするんだ、この人は。

今年40歳とは思えない奇跡の美貌で・・・↓

もう一つ個人的にグッときたのは、

ゆっくりと着実に急ぐ

という、私の大好きなTAKUYA∞独特の逆説表現が今回も入っていたこと。 

他には、「あといくつの自由」「あといくつもの自由」など、「自由」を可算名詞として扱っているのも、独特で面白いんだよなぁ。そこらへんの背景はどこかの雑誌のインタビューで答えたりしているのかな。 

まとめ

もうしばらくレビュー書けないかなぁ、なんて思っていたのに、新曲聴いた次の日には通勤電車でこの長文乱れ打ってましたw

こうやって何度だって引き戻されるからUVERworldはイヤになっちゃう。ライブのMCでTAKUYA∞が言ってた

∞「離れても最高の曲作って迎えに行くから」

正に有言実行です。

ここ最近の曲は、UVERworldの新境地を感じさせてくれるものが多くて。私はそれはそれで大好物だったんだけど、淋しく感じるファンの意見もたくさん見てたから。

ここにきて本当に「迎えに来た」感が凄い。

ただ昔懐かしいだけじゃなく、ちゃんと進化したUVERworldの音も感じられて、新規古参の心をまとめてがっつり掴んでくれる懐の大きい曲。

色々な挑戦や冒険をしてきたUVERだからこそ、この曲にもたどり着けたんだろうな。

私のような新規なのか古参なのかよくわからないただの変態曲好きも大満足の変態っぷりもナイスです。

短くまとめるつもりが、今回もなかなかの長文でごめんな…FIRE🔥(低音イケボ)

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