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大学生による「食」の取組み

 牟岐キャリアサポートでは、昨年度、徳島県南部総合県民局の「とくしま政策研究センター事業」を受託し、「消費者教育が地域を変える!~地域課題は次の世代を育てる学びの宝箱~」というタイトルで調査研究業務を行った。その中に、大学生が「食」をテーマとした調査研究が含まれていた。

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 1つ目は「牟岐カレープロジェクト」。大学生が牟岐町の旬の食材を使ってカレーレシピ開発を行うものである。しかし、食材の旬の時期は牟岐町民であっても若い人はあまり意識していない。スーパーに行けば、通年で同じような食材が手に入る時代になり、旬の時期はおろか、産地もあまり意識しないまま生活している。そこで、牟岐町内で生産、漁獲されている主要な食材をピックアップする作業を行い、その旬の時期をまとめたのが「牟岐の美味しい食材カレンダー」である。小中学校や役場、町観光協会に配布したが、これがあるおかげで、牟岐町の食材の旬の時期がわかるようになり、食を通じて季節を意識するようになった。

 2つ目は「大学生が大学生のために作った簡単レシピ」。京都産業大学現代社会学部木原ゼミが作成した力作である。レシピ作成の前段階として全国各地の大学生280名を対象にした食実態調査を行い、①短時間で誰もが簡単に作れること ②安価であること(1食あたり400~500円程度を目標) ③栄養バランスがとれていること(一汁三菜を意識) ④腐らせることなく作り置き、食材を使いまわせること 重視してメニュー開発を行った。牟岐町をはじめ徳島県産の食材を使った試作会と、京都市内で購入した食材を使った試作会を複数日行ったようだが、コロナ禍で「おうち時間」が長くなる中で、調理にかける時間やその楽しさに気づくことにも繋がったという。
https://note.com/mugi_zemi/m/m54ec5ee83bde

 紹介するタイミングが少し遅れたが、コロナ自粛もあとわずかだと信じて、自分の住む地域の食材に目をむけ、少し手間暇かけて料理をつくってみるのも良いのではないか。



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