ひとりぼっちだった頃の話

こんばんは、むぎちゃです。


今日は、ひとりぼっちだった頃の話を書きます。

人はひとりで生まれ、ひとりで死ぬといいますが、

本当のところどうなんでしょうかねー。


多かれ少なかれ、それぞれみんな孤独な面はあると思うんです。

すべてをさらけ出せるような存在がいたとしても、

すべてをさらけ出しては依存と紙一重になりかねない。


実際、私が一番孤独を感じた時は恐らく結婚していたときじゃなかろうかと。


ゆかりのない土地に、結婚して住むことになり、

さらに、仕事に就けず、一人で勝手に困ってました。

当時の夫は、悪い人ではなかったけど、本人には仕事があり、

また、そこでの人間関係があり。

私は、結婚と同時に働いていた会社を辞め、夫の住む土地に引っ越しました。

ちょうど、リーマンショックの直前、

引っ越すその半年くらい前が、求人数が一番多い時期で、

結婚前から多少は就活していたものの、私はそれなりに大手で働いていたし、学歴もそれなりにつけていたので、まぁどこかで働けるだろうと、思いながら転居しました。

それが、リーマンショックであっという間に求人がなくなり、

その地域が自動車産業や重工業など、輸出に頼った産業ばかりで。

エントリーしても、何とか面接にこぎつけても、まったく仕事が決まらない。

思いがけない状況に、私自身滅入り、夫に八つ当たりをするようになりました。

仮に、八つ当たりをしなくても、ずっと重い空気を醸し出していたと思います。

夫の収入のみで生活しており、今でこそプライドを捨てまくってますが、

当時はプライドにまみれていて、誰かに経済的に依存し、かつ、夫以外に気軽に頼れる人がいないことが屈辱的だと思っていました。

せめて、今のようにSNSが発達していれば、もうちょっと違ったのかもしれませんが。

もともと、夫と比べて友達も多く、外交的な性格だったので、

まさか精神的にも経済的にも自分に頼ってくるとは想定外だったと思います。

私も想定外でしたから。

それで、何度も揉め、すったもんだし、

本当の腹の内を誰にも言えなくなり、心を開いているようで、まったく相手を信頼できなくなりました。

あと、ありがちな男女の考え方の違いによる、愛情表現の違いや受け取り方に行き違いが重なり、お互いに愛されていないように感じるようになりました。


離婚後、私はずっと一人暮らしをしています。

一時的に、実家に住んでいた時期が4か月ほどありましたが、

離婚後のほとんどの期間をひとりで過ごしています。

孤独といえば、孤独ですが、

結婚していた当時と比べると圧倒的に今の方が孤独ではないように思うのです。

数年前、職場のごたごたで、ほぼ鬱みたいな状態になって、朝起きられなくなって退職して、しばらく無職だったのですが、

辞めた後の方が、ずっと一人でいる時間が長いのに、辞める前の方が孤独を強く感じていました。

それはなぜなのか。


気持ちがすれ違うほど、より強く孤独を感じるのではと思います。

一緒にいても、孤独。

分かり合えないって孤独を浮き彫りにするんだろうな、と今改めて思います。

誰かと分かり合えないリスクをとるくらいなら、ひとりでいたほうが、よっぽど幸せじゃないのだろうか。


でも、友人や同僚などの仲間と交流したり、パートナーと親密にかかわったりすることは、ひとりの時以上に得られる幸福感が大きいことが多いです。。

交流やパートナーシップは、ハイリスクハイリターンじゃなかろうかと。。

すれ違い、争いの元となることもあります。

それでも、与えたり、受けとったりできるのは、相手がいればこそ。

怖くても、それでも誰かと今後も関係性を築いていくことを続けたいと思います。


そして、辛かったら、今ならSNSがあります。

もっと声を上げていいのでは、と思います。

まずは自分から。

声を出していこうと思います。


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