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(誰にも止められてない)私を辞めさせて!

自分語りだといえばそうなんでしょうけど、誰か仲間がいないかな。背中を押してくれないかな。そんな期待を込めて。

辞められない私のバックグラウンド

大層なものではないけれど前提はね、一応。
私は昔から色々なことに興味があった。それはそれは色々な物事に興味を持ち続けて、親から「やってみる?」と聞かれた習い事は全部始めた。
ピアノやお習字はもちろん、ちょっと全部並べるとウザいくらいにたくさん始めて、小学校に入る頃には週の殆どが習い事で埋まっていた。

それらすべてを、小学5年生のときに全部辞めた。辞めさせられた。
空いたスケジュールには、全部学習塾が詰め込まれた。
要するに、成績低迷に対する措置だった。
辞めさせられはしたが、別に、大した感慨はなかった。やっていた習い事はどれもそれなりに好きだったが、同時にそのすべてに、才能の無さも感じていたからだ。どの習い事にも、自分と同い年で、自分より秀でた子がすぐ近くに居て、どうしたってそれに気付かないなんてことは無理だった。

塾に入ったおかげで、まあそれなりの成績になった私は高校に入った。高校が家から遠かったこともあって、拘束力の低い部活を選んだ。塾をハシゴしながら、大学に照準を合わせている、つもりだった。
まあ、そうして塾に通いまくった挙句、志望校は落ちた。ありがちだけど、一番続いた(少なくとも当時の自分はそう思っていた)勉強も報われないなんてな。笑えてきた。

この頃には、自分自身に対して、「何事も長続きしない、成果が出るまで頑張らない」というレッテルを貼っていたと思う。
今なら、継続と成果の関係を誤認識していたとなんとなく理解できるけれど、私も子供だった。
特別な、圧倒的な才能に焦がれていたんだろう。
まあ、それはともかく。
「何かをやりきる経験が欲しい」と思った私は、入った大学では随分拘束力の高い部活に入った。
活動内容もさることながら、辞めどころを失うくらいが丁度いいと思って、厳しいところを選んだ。結局これが功を奏した形で、4年丸々やりきるという経験を得ることとなった。
かくして私は、自分が何かを続ける、やりきるにはこの方法、つまり辞めどころを失うのが手っ取り早いと理解してしまったのであった……(回想終わり)。

そして辞めたい私と辞められない私へ

さて、そんな考えを秘めたまま迎えた就活の時期、丁度景気が悪かった。
運良く他の同級生よりやや早く得られた内定に私は飛びついた。弊社との出会いだった。色々な条件が厳しい社風なのは知っていた。だけどたしかに希望して、入社した。が。
結論から言うとびっっっくりするほど向いてなかった。
どれくらい向いてなかったかと言うと、日本文学を大学で専攻していた人がIT系の仕事に就くくらいには向いてなかった。(例えはイメージです。)
それでもなんだかんだ続けた。
信じられない頻度の転勤に耐えたり、部署の当たりが悪くて馬鹿みたいな拘束時間に悩まされたり、上司ガチャに失敗して出勤前毎日泣いてたり、明日こそは心療内科に行こうと唱えながら毎日出勤したり(結局転勤の方が先に来た)、そんな中でするのが、ま〜〜〜〜本当にびっくりするくらい不向きな仕事内容だったり。
「いやいや転職しろよ」?思いますよね。私もそう思う。
それでも、辞めることへの恐怖が拭えない。
転職を躊躇えるということは、その分現職に対して余裕があると思われるかもしれない。たしかにそれはそうなのだろう。辞めなくったって、今のところ死なないし。
私の「辞めたくない」という意思の根っこには、辞めた先の不安定さとか、転職の手続きの面倒さとか、そういうありきたりなものと同時に、なんの成果も得ずに辞める私に戻りたくないという気持ちが確かにある。
この仕事を始めて8年だか9年だか経った。
まだ本当になんの成果も得ていないと本気で思う。新卒の頃から歳だけとって、何も成長していない。むしろ頭は悪くなったと思う。
井の中の蛙、という言葉が頭を過る。
本当は、その蛙にすらなれていない。井の中のミジンコだ。
転職するのに、なんの強みもスキルもないということだ。本当に新卒が老化しただけ。それも、私の転職を躊躇わせる原因だ。

でも、ほんとうにもう、決断しないといけない。
決められないのが、私の本当の欠点だと、最近気づいた。
辞めるも辞めないも、面倒くさくない方、私自身が決断しなくていい方を選択する癖がついてしまっているのだろう。辞める辞めないは、その結果に過ぎなかった。
いや、でも、もう本当に、人生引き返せないところまで差し掛かってる。なので、
あわよくば、誰でもいいから背中を押してほしい。です。

転職してやるぞー……!

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