MV制作が楽しい|2nd 音源 「この世界線で」制作裏話
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>MV制作【今回はこれのハナシ】
この曲の制作過程の思い出です。
目的|歌詞を乗せたい
もともとMVは作ろうと思っておりました。最低限、歌詞だけ出ればよいと思っていて、その後ろの映像はテキトーでいいと思ってました。MVというより、リリックビデオを作るつもりで。
「どうやって手を抜いて作るか」ということを考えながら、作り始めました。
まず作ったのがこんな感じ。
「町の風景のフリー素材に歌詞を乗せる」のみ。歌の場面に合わせて、色相をいじる事でラクにメリハリをつけようと考えていました。
しかし、曲が出来始めた頃から、欲が出てくるようになりました。
撮影|いつもと違って見えた景色
「もっと色んな画を入れたい」。そう思って、スマホ片手に、町に繰り出しました。
いつも見慣れた風景にスマホを持っての撮影。動画なので「動くもの」を探しながらの撮影。街の中では「何が動いているのか」を探しながら撮影するのが楽しく、新発見の連続だった。
たとえばブランコ。誰もいないブランコがゆらゆら揺れてるカットがエモく見えました。見る人が勝手に何かを想像してくれそうなカットになりました。
たとえば水。給水所から落ちる水滴。はからずともアーティスティックな画になってました。
歩きながら撮影したり、固定させてとったり、下から撮ったり、裏からとったり…。太陽の傾きや、風の強弱、天気の様子、それぞれに気を張って「いい景色」を切り取ることが楽しかった。
見慣れた景色でしたが、新たな一面を見ることができました。
文字情報|細かい調整が楽しい
歌詞の出し方は、曲の盛り上がりに合わせて細かく調整しています。フォントサイズや大きさ、画面に表示する言葉の数。言葉がメインの曲なので、丁寧に作り込んだポイントです。
とくにサビ。かなり細かく小出しにしています。歌を作ってる時から「とにかく言葉を重ねたい」と思って作っていたので、それに合うように切り替えました。
まとめ|普段やらないことは楽しい
「撮影がたのしい」と思えたのは初めてだったかもしれません。いつもは「編集するための材料の買い出し」みたいな面倒臭さが勝っていましたが、単純に「よりよい景色を見つける」という今までやってこなかった行為が楽しく感じられました。
というわけで、ぜひMV込みで見てみてください。
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