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【毎日映画_0082/1000】1/3_『赤ちゃん泥棒』

『赤ちゃん泥棒』(1987)

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ドラマ/ミステリー
監督:ジョエル・コーエン
主演:ニコラス・ケイジ
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前作(デビュー作)の、不倫して周りを信じられなくなる話と打って変わって、

今度は、たまにケンカもするけれど仲のいい夫婦が、子ども欲しさに誘拐をする話。
いや、何が打って変わっているのだろう?
打って変わってを使ってみたかったのでいってみたけど、よくよく考えたら、「好きな人のために何かしたいと考えたら、一線を越えてしまっていた優しい男の話」だったので、根本的にはガラリどころか、ちっとも変わっていなかったです。
クレジット上はまだコーエン兄が監督になっているけど実際はずっと兄弟の共同作業らしく、そんな2人が「相手のために」というテーマ?で続けて映画を作っているのはスゲーなと思うので、引き続き、「主人公の“ドラマ上の欲求”」には注目していこうと思います。

前作よりこっちの方が好きだなぁと感じたのですが、なぜなんでしょう?
知らんがな。

突発的に子どもを育てることになった夫婦は、(いや、突発的だから余計になのかな?)
不自由と責任について考えることになります。
映画観ながら、大変だなーイヤだなーと思う反面、自由に無責任に生きることって、実は単なる作業みたいなもので、牢屋に入ってるのとなんら変わらないかも、とか思ってみたり。
(主人公は強盗で、奥さんは警察官。刑務所で出会って結婚しています)
現実なのか夢なのかふわっとした感じで、不自由と責任に囲まれて、なんか幸せそうなエンディングではありました。

今年は、今後好きなことばっかやっていくために、そのための筋トレみたいなこと(ルーティン)をしっかりやろうと決めたのですが、この映画を観て、ちょっとまたどうしよっかなーと思い直しそうな勢いです。
(基本覚悟がない優柔不断な人間なので、ちょっとした影響ですぐ意見が変わります)

ルーティンというインプット作業ばかりでなく、不自由と責任を伴うアウトプットを行うことで、ちょっと幸せな1年にしてみたいと、計画をあらためようかと思いました。

あと、
主人公の上司が、真面目な話をしようとしてもすぐに茶化して、無自覚に主人公や周りの人たちを傷つけ、あげく自分が傷つけられたと思うと主人公をクビにするなど、死ぬほど気持ち悪いなと思った瞬間、自分にそっくりだなと思って落ち込んだことをここに報告しておきます。。

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