MUKAI Haruka

93年生まれの編集者/ライター。関心領域は新興メディア、テクノロジー、カルチャーなど。趣味はラジオとハロプロと海外コメディー

メディアスタートアップと労働組合

ここ数年、米HuffPostや米BuzzFeed、Mic、The Interceptなど、メディアスタートアップが労働組合を結成する動きが加速しています。Axiosによると、この2年間で労組を結成したメディア企業は30社に上るそう。今年に入ってからは、Gimlet Mediaがポッドキャストスタートアップとして初めて組合を設立し話題になってました。

Vox Mediaも、2017年に「 Vox

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新興国とフェイクニュース

有権者が9億人の選挙として話題になったインドの首相選挙。Bloombergの記事では、今回の選挙において、いかにフェイクニュース対策が難航していたか、現地の声とともに紹介されていた。

Facebookからファクトチェックを請け負っているニュースメディア「Vishvas News」のPallavi Mishras氏によると、つい最近SNSを使い始めた人の多くは何がフェイクを判断できず、ニュースを誰

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パブリック・シェイミング(Public Shaming)という暴力

米国の政治コメディ番組に、ビル・クリントン元大統領との不倫スキャンダルで有名になったモニカ・ルインスキーが出演していた。

テーマは「Public Shaming(パブリックシェイミング)」直訳すると「公的な場での辱め」、大勢の前で特定の人を吊るし上げる行為を意味する。モニカ・ルインスキーは、20年間、米国で最もPublic Shamingを受けてきた人物の一人だ。彼女は自身のTEDトークで当時の

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読み手としての鋭さが足りない

inquireでは毎週かかわったコンテンツを振り返る時間がある。そこでよく上がるのが「読み手の立場を考える」ことだ。

「導入が説明的すぎると飽きてしまうかもしれない」とか「ここで期待を高めておいて、その後にキラーフレーズを持ってこよう」とか「ここまで情緒亭な文章で急にトーンが変わっているから違和感をもたれそうだ」など。

単に「ターゲットはこんな人」ではなく、その人が記事を読み始めて読み終えるま

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負けることの希望—— 『Losers』

Netflixで『Losers』というドキュメンタリーシリーズを観ている。

ボクシングやサッカー、バスケットボールなど、スポーツ選手の「負け」にまつわる8つのエピソードからなるシリーズだ。

1話目には父親のすすめでプロになった黒人ボクサーが、キャリアの絶頂期に選手生命を絶たれ、どのように第二のキャリアを切り開いたのかが描かれている。

元々ボクサーとして戦うことに葛藤していた彼は、KOされたと

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