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初デート前にスマホを交換するか否か

Snapchatで配信されている「PhoneSwap」という動画シリーズをついつい観てしまう。初デート前のカップルが互いにスマホを交換してあれやこれやをチェックしあった後、実際にデートするかを決める、という番組だ。

ホーム画面に並んだアプリ、背景に設定している画像、保存してある写真、SNSの投稿、メモアプリに残ったメモ、メッセージのやり取りなど。スマホ一つから得られる情報はすさまじい。

「ファストフード店のアプリとか使うタイプなんだ」
「おばあちゃんとの写真がいっぱいある。家族思いっぽい」
「毎回自分の投稿にlikeするのか」
「メモに私の好きなポッドキャストの引用がメモしてる!気が合いそう」

など、出演者は毎回一喜一憂し、最終的にデートするか否かを決める。


(相手が自分のスマホを見ている様子を見なければいけないという地獄)

スマホを見た結果、デートをやめる選択をする人も一定数いる。事前にわかってよかったね、と思う気もするが、一緒に時間を過ごす前から、相手のことを知りすぎてしまう(気になってしまう)ことの功罪を感じさせられる。

マッチングアプリでも「プロフィールを埋めましょう」と盛んに指示されるが、そのプロフィール文が仇になるケースもあるのだろうなと思うし、正直「『休日はフットサル』か...」と黙って左スワイプしたこともある。たった数行のプロフィールが、その人を構成するほんの一部しか表していないとしても、だ。

そんな“考えすぎて右スワイプできない勢”にとって気になるニュースを見つけた。友人同士で互いに合いそうな相手を探すデーティングアプリだ。

友人数人でグループを作成し、友人に会いそうな人のプロフィールをそのグループ内に投稿する。ここからは通常のデーティングアプリと同様、互いにいいね!的なやつをすれば、メッセージをやり取りできるようになるらしい。

スマホを交換しなくても、相手のSNSアカウントを見れば(ネトストすれば)、色々想像できてしまう時代だ。恋愛以外にも選択するべきことが多い我々は、「まあ友達が合いそうって思うなら会ってみるか」と、選択をシェアし合うのも良いのかもしれない。

なんて、それっぽい締めにしようと思ったが、正直、ただ使ってみたいだけでもある。

最後まで読んでいただきありがとうござました!