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ファンダイクを超えられるか。クリストファー・アイェルが持つ風格。

 フィルジル・ファンダイクはオランダからセルティックに渡り、サウサンプトンを経由してリバプールに辿り着いた。セルティックでプレーしていたときからDFリーダーとして活躍し、今では世界最高のCBと呼ばれるクラスになった。


 現在もスコットランドで無類の強さを誇るセルティックだが、シーズン中にブレンダン・ロジャーズがレスターに引き抜かれるアクシデント。しかしニール・レノンに率いられ、相変わらずの強さを維持している。そんなセルティックのCBの中核にはファンダイクを超えるポテンシャルを持つプレーヤーがいる。ノルウェー代表の21歳のクリストファー・アイェルだ。

 もともとノルウェーのIKシュタルトではセントラルハーフでプレーしていたアイェル。196cmの体格を生かした守備力に加え、ボールを持ち運ぶ力に長けており、攻撃でも能力を発揮していた模様。17歳で既にチームの主力だった彼は、トップ下での出場やCFでの出場もあり、2015年シーズンは30試合で8ゴール4アシストを記録。更には17歳でキャプテンマークを巻くこともあったようだ。

セルティックに移籍後は、ユースチームでプレーし、UEFAのユースリーグに6試合出場。そしてこの年の冬にキルマーノックへローン移籍をする。キルマーノックではCBとして起用され、16試合に出場。今までセンターラインならどこでもプレーしてきたアイェルだったが、ローン先でメインポジションが定まり、評価を上げた。キルマーノックでは、今シーズンニューカッスルでブレイク中のショーン・ロングスタッフとチームメイトだった。

セルティック復帰後は完全にCBとしての起用が増え、レギュラー争いに入り込むようになる。今シーズンはレスターからローン移籍中のフィリップ・ベンコビッチやデドリック・ボヤタとコンビを組み、23試合に出場している。

196cm。この身長はとても魅力的だ。更に彼にはセントラルハーフやトップ下を経験したこともあり、攻撃者としてのスキルが非常に高い。
したがって、後方から持ち上がることも可能で、供給力もある。同年代でビッグクラブが引っ張りだこのマタイス・デリフトクラスになってもおかしくないと思う。それぐらい環境次第でポテンシャルが倍以上になると期待できるのだ。

現段階ではトッテナムやドルトムントが興味を示しているらしく、プレミア方面への引き抜きは特にありそう。ファンダイクの背中を追い、リバプールなのか。あるいはサウサンプトンなのか。個人的にはサウサンプトンで修行してもらいたいですね。

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