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Gang lives matter

小1の息子とPS4のゲーム「北斗が如く」をやった。このゲームは往年の人気漫画「北斗の拳」をモチーフにしたアクションRPG。

最初に「出血表現をマイルドにしますか?」と聞かれて吹いてしまった。敵を攻撃した時の血が赤くなるか透明になるかの違いなのだが、「鬼滅の刃」を見ているとすぐ目を覆ってしまうチビっ子には確かに刺激が強い。

廃墟と化した街の中で追ってくる雑魚ギャングたちをぶちのめして殺しながら思った。本当にこいつらは一人残らず極悪なのだろうか?中には強がっているだけでまだ殺しもレイプもしたことがないチンピラだっているはずだ。

それを数千年の歴史を持つ一子相伝の暗殺拳で経絡秘孔を突き、内部から破壊して木っ端微塵に吹き飛ばすって過剰防衛もいいとこじゃないかと思う。ケンシロウはそのあたりをよく見定めてから攻撃すべきだ。

目には目を歯には歯を。ボーガンで射られたら二指真空把で「逆におまえの目をもらう」はまだわかるが、ちょっとどつかれただけで岩山両斬波で頭を一刀両断もまたやり過ぎ。ギャングもまた生きているのだから。

あと、脱線するけど、ラオウは部下の行動にも責任を追っているはずだから、拳王軍の出した全ての犠牲について思いを馳せる時、その首領であるラオウが死ぬ時に「我が生涯に一片の悔い無し」と晴れやかな顔をして逝ってしまうのは、単なる開き直りに思えてしまう。

彼なりに自分の覇業に信念を持っていたのはわかるが、被害者たちの身にもなれと思う。「おまいう?」って感じだ。おまえはそうかも知らんけど、やられた奴らは悔いありまくりやぞ。無念でしゃあないぞ。正義は強者が作るというのはこれですな。勝手に潔く昇天しおってからに。自分だけさっさとイッてしまう身勝手な男のセックスにも似ている。ラオウのセックスってきっとそんな感じだったに違いない。

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