2...いらっしゃい



私たちの赤ちゃんは
2022年5月にやってきました。

不妊治療をしていた私は、
排卵の問題なのか卵管の問題なのか
言われたことをそのまま受け入れ、
卵管を広げる手術をしました。

元々子供が好きでお世話も好きで、
子供と関わる仕事がしたくて
児童養護施設で働いてきました。
「育てる」というスキルについては
少しは学んできたという思いの元、
自分も子供が欲しいと思って、
大切な旦那さんとの子供をお迎えする
準備をしてきたかなと思います。

不妊治療を続けながら、
「あと10年以内に妊娠できたら
十分だなあ、、」なんて、
思いの中で手術を受けた気がします。


赤ちゃんが来るんじゃないか、
早くきて欲しいと願ってしまったら
来なかった時の気持ちが辛いから、、
期待をしないようにしていました。


妊娠しているかもしれない!と
気がついたのは6月3日のこと。
自分の体の異変に気がつくのは
遅かったかもしれません。

その間、なぜか目の調子が悪くなり
眼科に通ったり、腹痛が続いて
内科に通院したりしました。
内科ではレントゲンも受けました。
妊娠してる可能性はゼロじゃないと
お医者さんに伝えていたから、
影響のないレントゲンですと、
説明をしてもらっていたけど、、、

今思えばどうだったのかはわかりません。
あの時レントゲン受けなかったら、、
と思う時も、あります。

何が理由なのか、何がどうだったのか
そんなのは赤ちゃんに聞かないと
分からないのかもしれません、、、
赤ちゃんに聞いても分からないのかも。


6月3日、妊娠に気がつき、
検査薬の陽性も確認した時に、
喜びよりも何よりも、
覚悟ができていなかったのかな。
「え?!本当に?!💦」と
驚きを隠せませんでした。

不妊治療のお医者さんに言われた
5月20日に検査薬をしたけれど
その時にはまだ陰性だったからです。
2回検査をして2回陰性。

その後の陽性反応でした。
予定外の気持ちが強くて、、
正直、戸惑いもありました。

それに、子供がいる生活を想像することが
覚悟が出来てなかったんだと思います。

「どうしたらいい?!」
「術後こんなに早く妊娠できるの?💦」と
そんな気持ちもありました。


でも気がついたら仲良しの友人に
戸惑いを知らせてました。

夫にも知らせて、、
「そんな気がしてたよ」と。

私の体の変化は私自身よりも
夫の方が気づいていたようです。

私よりも夫の方が喜んでいて、
「心拍を早く確認したい!!」と
私の体を案じながらも、
心拍を確認したくてたまらない様子でした。


「いらっしゃい、よく来たね」って
喜んでたら、赤ちゃんは何事もなく
育っていたのかな。
私の覚悟が足りなかったのかな。


きっとこの頃から赤ちゃんの異変は
始まっていたんだと思います。


そして、私たちの妊娠生活は始まりました。

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