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スティール・ホイールズ ツアーTシャツ(ストーンズ初来日!)

YouTubeでロック音楽とTシャツについてお話ししているチャンネルのテキストをおまけのエピソードとともにnoteしています。
今回から全5回でローリング・ストーンズとツアーTシャツについて綴ります。

⬛️ローリング・ストーンズ!

1990年、ローリングストーンズがついに来日!、東京ドームでライブ!、S席10,000円!
当時まだバブルで浮かれていた日本で大きなニュースになった記憶があります。
今でこそ、10,000円を超えるチケットって珍しくないのかもしれませんが、当時は驚きの値段でした。
それでもストーンズの初来日公演はプレミアムチケット化してましたので、ようやく来日するすはやっぱり簡単に見られるってわけではなかったんですね。

日本におけるローリング・ストーンズのイメージですが、60年代から活動する人気のロックンロールバンドで『不良』の言葉が似合う感じだったのかもしれません。
よく、優等生のビートルズに対して不良のストーンズなんていうイメージがあったなんて語られたりもしました。ストーンズが1973年に来日公演を行う予定だったのが、ドラッグの常習性のため日本政府から来日ビザが下りず、公演キャンセルになったと言う疑惑もありそんな不良イメージが定着したのかもしれません。
そこへ行くとボール・マッカートニーなんて実際に日本にも持ち込もうとして捕まっちゃったりしている位なので、決してビートルズが優等生だったとは言えないと思うんですがね(笑)

そんな不良も当時40代半ば不良のロックンロールの寿命としてはもう先は長くない、90年当時で結成して30年近く経っているバンドですからもう最初で最後の来日公演ではないか?と大騒ぎになったのです。
私もストーンズ、みたかったんですけれど、20歳そこそこだった私からすると諸先輩方(私より5〜20歳上の方々)の熱狂にはついていけなかった感はあったんですよね。というのもストーンズ、私が音楽を聴き始めた80年代はミックとキースの仲が良好でなく、なんとかアルバムを出してもツアーには出ない状態でしたから、それでも、MTVで流れるシングル曲はかっこよくて、”Undercover”や"Dirty Work" といったアルバムもレコード買って持っていたんですが、大御所すぎて現役感がなかった感じだったんです。
そもそも、東京までの往復の旅費とコンサートチケット代を捻出することも難しかったんですが(笑)
なので、ドーム公演のテレビ放送をビデオに録画して流し見する感じでした。かっこよかったんですけれど、やっぱり大きな大御所感満載で私などいまだに感想を言えるレベルにはない感じですね。といっても今の私は当時のミックやキースより全然年上になっちゃいましたから時の経つのは恐ろしいと感じます。


⬛️ストーンズ来日協奏曲とストーンズTシャツマニア?


私の周りの諸先輩方の中にも熱狂的なストーンズファンの方が数人いらっしゃり、ある方は私にストーンズの曲で好きな曲は?と質問してくるので、あまりベタ
りな曲出す出すのも恥ずかしいので、『アンダーカバー・オブ・ザ・ナイト』ですって言ったら、その曲を入れたお勧めのベスト集を作ったテープをくれたり、大阪から東京まで行って全公演見た人もいましたね。
全公演制覇したのは年下でしたが(笑)
そんな人同士の会話の中でこんなことを聞いたんです。「今回のツアーTシャツの○○パターンのTシャツは買った?」「それは買ってないけど北米ツアーのは買ったよ」といった内容でした。
なんだか暗号みたいな感じでしたがアパレル会社に勤めていた時の先輩なのでなんとなくTシャツか何かのことを言ってるんだろうなと思って聞いていて、後になってその先輩に「ローリング・ストーンズですか?」って聞いてみたんですね。そしたら「そう、ストーンズのTシャツ」でその先輩は少しやれやれといった顔で「それもあるけど、今回のツアーのTシャツでかっこいいプリントのがあるんだよ」と教えてくれたんです。
で、全公演制覇の後輩に「お前もストーンズのツアーTシャツ買った?」って聞いたら「買いましたよ。金がなかったから1枚しか買えませんでしたけど」って。1枚って充分だろって思ったんですが、後日、先の先輩がそのTシャツを着てきて見せてくれたのがこのパターンのTシャツです。


⬛️スティールホイールズツアーTシャツ


スティールホイールアルバムジャケットのデザインされた(おそらく)タイヤのホイールがプリントされたTシャツでした。アルバムのジャケットにはこのタイヤがエッシャーの騙し絵のように連続して書かれていたんですが、Tシャツは大きくプリントされていました。
ストーンズでベロじゃない、デザインがかっこいいと言う感想を持ちました。
「Tシャツ、アルバムのジャケットとちょっと違ってかっこいいんですよね」と私は先輩に言うと先輩も、そうだろうそうだろうといった感じでご満悦だったんです。
そして、その先輩ストーンズのTシャツだけで何枚も持っているって話を聞き、そういうコレクターもいるんだと言うことを知るに至ったわけです。
まぁ、その時は自分も何枚かバンドTシャツを持ってはいましたけれど、まさか自分がその後ダラダラとTシャツを買い集め始めるとは思ってもみなかったんですけどね。
これはずいぶん後に、そのエピソードを思い出して買ったものです。タイヤのプリントや、配色にはいくつかパターンがあって、先輩の着ていたのは4つタイヤがプリントされてああるパターンだったかもしれません。とにかくストーンズのTシャツだけを何種類も何枚も持っている集めている人が1人や2人ではないと知ったこと、これは衝撃的であり、後に自分がちまちまとTシャツ集めをする始める原始体験であったと思います。そういう意味でもストーンズ来日は私にとっても事件だったんだと思います。

⬛️おまけの話し

ストーンズの来日とは全く関係ない話しです。
ストーンズのまわりには魅惑的な女性がいました。マリアンヌ・フェイスフルもそのひとり。
マリアンヌ・フェイスフルは"As Tears Go By"を歌っていたりします。これもまた美しいといか、可愛いい歌声で、決してものすごく上手いワケではないのですが、一度聴くとなんだか心に残る感じです。
本当はもっと魅力的に描きたかったのですが、また描いてみたい、そんな女性です。


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