メガトン級ムサシ小ネタ考察

はじめに

 今回はメインストーリーには全く関係ない小ネタの考察です。Twitter内で話した考察をより深くまとめていきたいと思います!

ベン・ハーの由来

 『メガトン級ムサシ』の舞台赤城町にあるディスカウントストアのバカ安ベン・ハー。実はこの名前にも元ネタがあります。
 

 1880年にアメリカの作家ルー・ウォーレスが書いた長編小説『ベン・ハー』、その内容はキリスト教世界を色濃く描いています。以前ムサシのストーリーには聖書や十字軍がモチーフになっているのではないかという考察をしましたが、これで更に可能性が高まりましたね。


シドル人の苗字の由来

 続いて、シドル人の苗字の考察です。今回は各キャラの苗字をカタカナと公式サイトに掲載されているアルファベット表記をグーグル検索に掛けて調べました。

・アーシェム・ライア ARSHEM LAIA
(音)嘘つき(liar、英語)
(スペル)類(ポルトガル語)
・サーザント・エボル SAZANT EVOL
(スペル)進化(英語、evolutionの略)
・グリファース・クレド GRIFFAS KREDO
(音)志、信条(ラテン語)
(スペル)信仰(エスペラント語)
・デミル・ガウラ DEMIR GAWLER
(音)堂々とした(gouros、ギリシャ語)
(スペル)オーストラリアの地名
・ユグラ・デファングル YUGRA DEFANGUR
(スペル)牙をむく(英語)
・ミーシス・ナタール MIYSIS NATAR
(音)出生(natal、英語)
(スペル)背景(インドネシア語)
・ベローア・ギデス VELOR GIDEZ
(スペル)運転(バスク語)
・シノアグ・ヴァレス SHINOAG VALLES
(スペル)谷(スペイン語)
・ヴォイド・バレン VOYD VULLEN
(スペル)百人力の(ドイツ語)
・ザスカー・ダイン ZASKAR DYNE
(スペル)力の単位(英語)
・ドリスコンティ・ソルダ
(音)兵(フランス語)


イルムとは?

 イルムというのはシドル人が持つ精神体から発せられる電波のようなものだそうです。以前、私は脳波のようなものだと考察しましたが、そうでもなさそうです。

 生物のメカニズムを巡って生気論と機械論という考え方がありました。生気論というのは生物を特別視する考え方で、生体反応は化学では解明できないものとされていました。一方、機械論というのは生体反応は科学的に説明できるという考え方です。

 現在の生化学では機械論が主流になっています。生物のメカニズムが化学によって解明されたからです。それにより、生物と非生物の間にはそこまで差がないといわれています。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E6%B0%97%E8%AB%96


 一方、シドル人の方はどうでしょうか?精神体から発せられるイルムを感知するという事は、化学的な方法で精神体を感知出来るという事です。そうなると、シドルの世界では生気論の考え方である精神体が機械論で説明出来るという事になりますね。


あとがき

 いかがでしたか?今回は『メガトン級ムサシ』の小ネタを紹介しました。他にも考察があればやっていくのでお楽しみに!



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