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現状から、「物語の舞台」を作ってみる。

これがゲームだったら良いのに。

ゲームはとても良い物だ。適切な難易度、直感的に判る操作方法、問題解決の楽しさ、感動的なストーリー。各々で好きなポイントは異なるだろうけれど、とにかくこうして現代でも幾千幾万のゲームが人々を楽しませてくれている。となると元になるネタは徹底的に洗い出されて、もはやゲーム化されていない物事を探す方が難しいのではないだろうか?(正直山の荷物の運送を元ネタにした「デスストランディング」は正気を疑った。)

ゲームはあんなに楽しいのに、どうして自分の人生はこんなに苦しいのだろうか?

逆に、その問題をゲーム化したら?

「ゲーミフィション」、という言葉を聞いた事があるだろうか?ざっくりいえば、「問題をゲームの様に楽しめる物に昇華する」手法だ。とても長くなるので、今回は「舞台背景を作ること」に専念してみよう。

単純な事実を、どうせならRPGや神話の世界の様にまとめ直してみよう。

〜西暦2020年、伝説の国ジパング〜
かつて、高度な経済の発展によって国力を増大させたこの国は、謎の「少子高齢化」という現象によって人口が激減した。遥か昔、ピラミッド型の人口分布によって「年金」という生活保障と「終身雇用」という国策が成り立っていたこの国に於いて、「これから日本人が居なくなる」という事態は国内に致命的な破綻をもたらしたのだ。国力である「人口」「金銭」「労働力」は大幅な減少を余儀なくされ、このままでは衰退必須。歯止めがかからぬ「人口減少」問題が解決出来ない現代。

ここに1人、己の人生惑う若き人間が居た。これは、彼が「約束された滅びの中で抗い、世界へ飛び出す」冒険劇である…。

…いや、我ながら酷い事は自覚はしているのだが。要はそこではない。

そもそもの世界の流れをちゃんと言語化出来ているか、という事だ。

貴方の戦い方は、この世界の流れに噛み合っているか?

もし仮に自分がYouTuberになる物語を描いて、大ヒットを飛ばして将来安泰になりたい、としよう。

しかしここで「日本語」を選択した場合、基本的に視聴者は日本人に限られる。そして日本人はこれから確実に減っていく。もう既に「10年後に10歳に成れる日本人の数」が確定してしまっているからだ。

10年後に「最初から英語圏の人も楽しめるように翻訳少なめな設計をしておけば良かった」「日本文化を武器に水墨画や有田焼を武器にすれば良かった」なんていっても遅い。前提となる世界設定を見落とすと、描きたい物語が破綻してしまうのだ。

一度、世界の方向性を言語化してみよう。

今の世の中はあまりに変化が激しくて、先読みなんてほぼ不可能である。とはいえ「日本人は確実に減る」位は確定なので、それくらいは押さえておこう。逆に今日本文化を修得しておけば、30年後には「数少ない純血の日本人が継承する本物の芸術、観光業」で世界に向けてポジションを取れるのだし。

「世界の情勢」から、貴方の物語の「あらすじ」を作る。

▼『お喋り』はstand.fmで配信中!(朝10:30に毎日更新) https://stand.fm/channels/5eed41ab9c38bc03262bcf1b 実は割と、爽やかな声をしてる(らしい)。 ギャップが気になる方は、是非どうぞ!