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言語化してみよう3 生徒理解③~身体的側面~

前回、以下の式が成り立つと仮定しました。

生徒理解=基礎知識+身体的側面+心理的側面+社会的側面 (式1-2)

https://note.com/mumumu_22/n/n148ad169492a

今日は、身体的側面について深堀していきます。
まずは思い浮かぶことを片っ端から書いてみます。

・身長・体重・知能・巧緻性(こうちせい、手指の器用さ)・手足のサイズ・障害特性・瞬発力・持久力・粗大運動・微細運動・筋力・視覚優位・聴覚優位・目と手の協応運動

以上を参考に、大きく5つに分けてみます。

①体型に関すること
保険調査票、健康診断で確認。
・身長・体重・手足のサイズ・視力・聴力・歯

②身体の運動に関すること
体力測定、部活動・体育での観察、図工・家庭科などでの観察で確認。
・運動能力(走、跳、投、泳、瞬発力、持久力など)
・粗大運動・微細運動・巧緻性・目と手の協応運動

③脳の働きに関すること
授業や休み時間での観察から考察して理解を深める。
・理解力(読解力、数学的な見方考え方【数の概念など】)
・視覚優位、聴覚優位などの感覚や過敏性
・ワーキングメモリー容量

④持病
保険調査票、個人面談で確認。
・アレルギー・花粉症・アトピー・喘息 など。

⑤障害に関すること
障害者手帳の等級、個別の支援計画、面談、日々の観察などで確認。

考えてみて思ったことは、
・身体と一言で言っても多様な視点があること。
・数値化できる身長・体重や体力測定はわかりやすいが、ワーキングメモリー容量などは把握することが難しいこと。数値化できない身体的特徴を把握できていないため、”できない子”のレッテルを張っている子がいるかもしれない。
・持病や障害などは基礎知識をもっている必要があること。

また、(式1-2)に発達段階が含まれていないと気が付きました。でも、(身体的側面+心理的側面+社会的側面)≒発達段階という感じもするし…
まあ追々考えていきます。徐々に徐々に考えをまとめられたらいいかな。

★次回は心理的側面について深堀していく予定です★

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