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一日なんて短いんだ

  
 
 徹夜をした。しかし昨日は日中ずっと眠っていたのだ。明日は寝坊ができない。今日の野望は、このまま夜まで起きていることだ。さっそく朝ごはんをたらふく食べたせいで、野望の火が消えかかっている。

 私は一日が短いことをよく知っている。本を読んだり、こうしてnoteを更新したり、パステルで絵を描いたりしているうちに日が暮れると知っている。仕事に出る前に母は寝ないつもりの私を心配していたけれど、大丈夫だよ。そもそも、薬飲まないと眠れないから、薬を飲まなければ寝ないで済むわけだ。

 母のお弁当からはみ出したおかずで白米を食べる。先日母が買ってきた味海苔で白米を食べるのを楽しみにいしていた。
 朝ごはんというやつ、毎日やって来るくせに毎日悩ませてくるこの存在。私は冷凍ご飯がどうしても苦手だ。あの、ところどころ水っぽくなっていたり、硬かったり、全体的にぐんにゃりとした白米がどうしても食べられない。しかしご飯が大好きなのだ。冷凍ご飯がダメならば、炊かなければ、ならない。

 うつ病になってからというもの、食事を楽しむ力が減ったように思う。以前は嬉々として自分のためだけにご飯を炊き、炊き立ての白米をお腹が膨れても食べ続けていた。今は、ご飯を炊く気力がなくて、かといって手軽なパンや麺を食べる気にもなれなくて、限界までお腹が空いてからセブンイレブンにおにぎりを買いに行くという、惨めな生活をしている。ああ、涙でしょっぱくなったお米がうまい。

 とにかく今日は、母が私の分も炊いてくれた白米があり、おかずまで頂戴できたのだから、良い朝だ。これが徹夜明けでなく、健康な早寝早起きだったらもっと良い。腰を痛めて以来開けていなかったパソコンを開いた。腰に負担がかからぬように、机と椅子で身体を挟んで支える。夜中に爪を切ったから、キーボードが打ちやすい。また首やら腰やら痛くなる前に、小説書かなきゃっ

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