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支援金で電気工事を行なってアイロンの台数を増やしました【チーム村松の会議室】

「チーム村松の会議室」では、ファッションデザイナー村松啓市とその挑戦を支えるチーム村松の定例会の内容を、毎回公開しています。

今日は皆様にご報告がございます。この度、皆様からの支援金で、私たちのアトリエにある作業場の電力量を増やすための電気工事を行いまして、アイロンの台数を増やすことができました。本当にどうもありがとうございました。

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アイロンの台数を増やし、作業効率を上げる環境ことは、私たちのずっと以前からの課題でした。今回の工事で、また少しだけ生産量を増やすことができます。このご報告を皆様にできることを、スタッフ一同とてもうれしく思っています。

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これまで私たちは、主に1〜2台のアイロンで作業をしていました。皆様に私たちの活動を少しずつ知っていただけるようになり、人の出入りが増えた頃から、アトリエ全体の電気使用量が増えて、ブレーカーが度々落ちるようになっていました。

一度ブレーカーが落ちてしまうと、一旦作業を止めて復旧のためにあれこれとやらなければならなくなるので、みんなで様子を伺いながら作業をしているような状態でした。

このことが、製品の仕上げ加工の作業効率を著しく下げていました。

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私たちは、ニット製品の製造工程の中から、例えば「編み機のレバーを左右に動かすだけ」といった、誰にでもできて仕上がりのクオリティに影響しない作業を抜き出して、就労支援事業所さんや在宅ワークを必要としている方たちに、お仕事として提供しています。

そのようなお仕事を必要としている人はとても多いのですが、「アイロン作業をスムーズに回せない」という事情から、仕上げ作業手前で止まったままの未完成品が私たちの手元にどんどん溜まるような状況で、お仕事を必要としてくださる方への発注も、思うように増やせない状況が昨年から続いていました。

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私たちが使用する「アイロン」は一般家庭でも使われているような普通のものですが、「アイロン台」は業務用の非常に大きなものを使用しています。

ニットは、熱を加えて冷ますことにより形を留める性質があるので、アイロンの蒸気で熱を加えた後、それを冷ますためにバキューム機能のあるアイロン台が必要になります。このアイロン台にとても電力が必要になるのです。

今回、アイロンを3台に増やすことができまして、製造作業のスピードを上げて、少しだけ生産量を増やすことができるようになりました。

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今後、就労支援事業所さんの利用者さんに、私たちのアトリエに通いでお仕事をしに来ていただいて(一般就職に向けたトレーニングにもなるのではないかと期待しています)、このアイロン作業も手伝っていただく、という計画もあるので、さらにアイロンを増やすことも検討しています。

そのための第一歩として、今回の電気工事はとても大きな一歩だったと思っています。クラウドファンディングにご支援いただいた皆様、そして、日頃から私たちのアトリエに通い、重いアイロンを動かしてくださっている皆様には、本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

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まだまだ設備投資が必要な状況ではありますが、【魔法のストール】を広めていくことで、少しずつ改善していきたいと思っています。また皆様にうれしいご報告ができるように頑張ります。引き続き、応援していただければうれしいです。

引き続き「チーム村松」をどうぞよろしくお願い致します。


いつもありがとうございます。活動を、もっと多くの方に知っていただきたいと思っています。いただいたサポートは、それを「伝える」このnoteページを充実させるために使わせていただきます。これからもどうぞよろしくお願いします。