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MIDI虚無機材史 #27 E-MU Proteus 2000(1999年)


E-MU Proteus 2000
Sound on Soundサイトより引用

 こちらは楽器屋でついAuditionボタンを押すと奏でるデモ演奏フレーズ的なものに魅了されて即買いしてしまいました。128ポリ 32MB音色、MIDIも2系統、6パラアウトとなかなか余裕のスペックでした。プリセット音源も和製と違って何か、洋風な味付けでとても良い音をかなでていて、ドラムもベースも上物にも便利に使えるマシンでした。操作性もプリセットを軽くいじるくらいはできましたが、かなり複雑なモジュレーションをPatchcordで組めたはずですがそこまではいじってませんでした。
   ROMスロットも搭載されており、Proteus団子3兄弟の音色を装備したProtzoaをはじめいろいろ発売されておりました。私は何を血迷ったか、Techno Synth Construction YardというRob Papen氏プロデュースのROMを買って装着しましたが、これまたあまり使いこなせなかったですね。アナログシンセ風にフィルターやらをいじるのがちょっと面倒くさかったはずです。
 ソフト音源に移行する際に手放してしまったのですが、Emuの音源はすこし欲しくてVintage ProをベースにROMをいくつか積むカスタマイズをしたいですね。Sounds of the ZR featuring the Perfect Pianoが気になります。
 男気を溢れさせるなら、黙ってPROTEUS 2500を選びたいところですね。シーケンサー、アルぺジエイター内蔵ですか。USB端子の使いみちが微妙なようです。
しかしデカイです。

E-mu Proteus 2500
Sound & Recordingサイトより引用

 E-MU音源でシーケンサー統合型だと、XL-7,MP-7というグルボ的なものがありましたが、見た目がかなりアレなので触手が全く動きませんでしたね。こちらのデジマートマガジンの記事を参考にして再確認してみました。これを見ていたら、無性にRoland EG-101の記憶が湧いてきて、触ってみたくなりました。E-MUの話題からズレますがともで近未来的な佇まいですよね。ほとんど見た事ないですが。
 

Roland EG-101
Vintage Synth Explorerより引用

 さて、E-MU PROTEUS 2000の話にもどりますが、E4 ULTRA シリーズで新しいサウンドを作成できるような記載をみつけました。32MB Flash ROMがあり、波形を書き込んでPROTEUSのROMに挿すのでしょうかね。あまり情報がないのでこれくらいで終わりにいたします。E-MUは何か欲しいけど手頃なマシンがないですね。

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