MIDI虚無機材史 #5 KORG WAVESTATION EX(1994年)
みんな!好きなステーションは何かな!?(バンドライブのMC風に、数十年前からこのようなスタイルを延々を続けてます)
えっステーションでなくて、すてんしょ?それ新橋停車場です。イケベ、確かにいろんなステーションありますね。Some like it hot ? ミッドナイト・ステーション?まあいろんな曲もありましたが、MIDI機材の私の初ステーションはこのKORG WaveStation EXとなりした。無印でなくてEXです。学研電子ブロックEXシリーズではありませんが、無印から拡張できるところはEXシリーズっぽいですね。(EX-150は現在所有してますが、EX-181シンセサイザーキットが欲しいです)
前述のD-10のシンセ音作りはとっくに限界に感じていた中で、もっと太いシンセを鳴らしたいという要望が高まっておりました。当時はやっとYMOも聴き始めておりまして、(デビュー遅いです)邂逅のイントロのようなシンセを求めていました。(Perspectiveが一番好きかも)しかしながら、基本的なシンセサイザー知識が乏しく、何をもってこれを選択したのかが全く記憶にありません。
当時の年代だとが以下が主流だったのかな。
Roland JVシリーズ
YAMAHA SYシリーズ
KORG 01/W
KAWAI K5000
どうでもいいですがKAWAI K5000R + CB-1(KAWAIサイトより引用)のセットはめちゃめちゃかっこいいですね。(見た目)【音源のあるべき姿がここにある】
ということで多分ルックスで選定したと思われます。アンディーズ下北沢店まで行ってお友達価格割引を適用いただき、自宅まで井の頭線と中央線を乗り継いで手で持ち帰りました。この頃の習慣は、箱から説明書を出してもらって、電車の中で説明書を読み妄想しながら帰宅するのが好きでした。今となってはオンラインマニュアルが事前に読めるし、基本配送なのでそのような楽しみがなくなりましたが、逆に昔BBEのラックエフェクターを買って飲み会にいったら落としまくって使う前に壊れたという事もありましたので今となっては買う前も買う後も安心ですね。
あとはD-10を手放す予定でしたので鍵盤付きが対象でした。
自宅に搬入設置完了した後、いろいろいじりだしましたが、最初の衝撃は「げ、グライドやポルタメントがないのか!」という事でした。そしてフィルターもレゾナンスが無いという全くもって事前学習が足りなかった事が判明し愕然としました。時はデジタルシンセ全盛期なのでしょうがないのかもしれませんが機種選定に誤ってしまったようです。とはいえ、PCM波形でのピアノなどはD-10よりリアルでしたし他音色もいろいろよかったのですが、売りのウェーブシーケンスは使い道が自分にはわかりませんでした。Dr.DreがG-Funkで出しているようなオールドアナログシンセの音を求めていた解にはなりませんでした。
ですが、D-10に比べると本体の操作性がよくαダイヤル(Roland専門用語でしょうか)的なロータリーエンコーダーもあり、液晶ディスプレイもカッコよかったですね。8ビットパソコンユーザに相性がいいフォントでしたし。この変大事ですね。
たぶん短期間の所有で売ってしまったと思いますが、KORGのソフトシンセは最新のものを除いてひととおり所有しており、たまに起動しております。やはりM1よりWAVESTATIONのほうが愛着がありますが、利用する機会がなくいつか活用してみたいところです。RAM,ROM,CARDも音色もてんこ盛りで素晴らしいです。ところで音色名ってどうやって考えているのでしょうね。めちゃ好きだった音色があったのですが見つけられませんでした。
振り返ってみるとシンセ本体より付帯の想い出が多いことも今更気づきました。
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