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0069:恐怖のゴキブリと対峙する時

恐怖の昆虫

「怖さ」とどう向き合っていくか、という話の続きをしましょうか。

前回(0068)、物事というものは「ただある」もので、それを「怖がっている」のは、あくまでわしらだという話を書きましたね。その辺の続きからいきましょうか。

身近でわかりやすい例として・・・汝ら、ゴキブリ好きですか?
(^~^ )

きゃーカワイイ! という汝も、ひょっとしたらいるかもしれないけど、少なくとも、わしに関して言えば、結構キライですし、出てきたら、怖くてギョッとしてしまいます
(^~^;)

同じように、ゴキブリ怖い! という汝らも多いんじゃないかと思うんですけど・・・どうかな?

で、当のゴキブリから見たらどうかというと、エサとか卵を産む場所とかを求めて、家の中をウロウロしている時、たまたまわしらに見つかってしまうんですけど、向こうも多分、かなりびっくりして、かつ「怖い!」と思ってるんだと思うんですよ。

その証拠に、わしらの姿を見たら、奴らめっちゃ逃げますもんね、すごいスピードで


ゴキブリから見た世界

ゴキブリたちから見たら、わしらは超巨大生物ですし、それに明らかにゴキブリ自身を害しようとしてきますし、それにそもそも、わしらが生息しているような明るい場所が、すでに恐怖の対象ですし(ゴキブリが明るいところを嫌うのは、怖いからです)。

そりゃもう全力で逃げますよ。わしだってそうするでしょうね。
(^~^;)

そんなちっぽけな、たった一匹の昆虫を見て、わしや汝は「怖い!」とか思ってるわけです。

確かに、ゴキブリってやつは、病気を媒介するし、不衛生だし、見た目もカワイくないし、無駄に速いし、急に室内に現れるし、めっちゃ増えるし、だからわしらにとっても、それなりに脅威の存在ではあるんですよ。

でもね、アタマでよく、よく考えてみたら・・・そんなに「怖がる」必要ってあるんでしょうかね?

どちらかというと、向こうのほうがこっちを怖がってるんですよ。そっちの事情の方が、よっぽど理に適ってると、思いませんか? わしらはゴキブリに殺されたりしませんし。
d(^~゜ )


怖さを自分で「処理」する

何が言いたいかっていうと、怖さというのは「内部処理」の問題だということです。

確かに、恐怖という感情は、それそのものは、本能によって起こる「生き物の機能」のひとつです。だから、恐怖がココロに起こること、それそのものはとても自然な事です。

ですが、です。ここからが重要。

人間は、発達した大脳を、生存のための最大の武器として、磨いてきました。そして、これまでの歴史の中で、たくさんの恐怖を克服してきたんです。

たとえば、

現代では、火は炭素の酸化に伴う発光現象であることがわかっていますので、毎日のお料理で極端に火を怖がる人は、あまりいないと思います。

ですが、大概の動物は、火を怖がりますね。なぜか? それは、火がどういうものか、知らないからです。

わしらは、火というものが起こる理屈と、便利な利用の仕方、そして危険性をある程度理解しています。だから、火を特別に怖がらずに、利用して生活できるんです。

つまりです、たいていの「怖いもの」にも、その存在する「理屈」があるんですよ。そして、わしらはその

「理屈」を理解することで、「怖さ」を克服できる

んです。
d(^~゜ )


恐怖は、見つめると、消えてしまう

なので、前回書いた通り「怖さは、見つめると、消える」んですよ。

やみくもに、心の中の「怖さ」に振り回されているうちは、人生が辛い状態の解消にはならないんじゃないかと思うのですが、怖さは、慣れると意外と簡単に克服できるんです。

こういうことは、結構他のことにも言えます。知らない、分からないから、辛い。でも、知ってしまえば、分かってしまえば、どうということはない、そういうことは、良くあることです。

人生についても言えます。人生とは何なのか? どういう仕組みの上に、成り立っているのか。このブログのテーマともいえるこのことに、もし明確な「答えと知識」があるとしたら。

そしたら、人生や、将来のことを、そんなに恐れる必要がなくなるんじゃないか、と、わしは思っているんです。このブログが、その一助になればいいなと思います。
(^~^ )

ではいつものやつを。わしの言うことは、信じないこと。

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これは、拙ブログ『人生はなぜ辛いのか、と思った時に読むブログ』からの転載です。イラストや強調で分かりやすい、本家サイトはこちら。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/
このブログの文章を初めてお読みの方は、ぜひ第1回からお読みください。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2018/09/0001.html
今回のエントリーのページはこちら。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2019/01/0069.html




「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)