AI、とくにGenerative AIのスゴさは改めていうまでもないけど、ちょっとこれからは仕事、とくに原稿や論文の書き方を変えていかないと。。。と思うことがあった。
きっかけは、とあるサブスクリプションサービスに2重課金されてしまって、それも年間支払分の料金だったので、ちょっと痛いな。。。って思ってたら、英語のメールで何度かやりとりした結果、ちゃんとRefundしてもらうことができたってこと。
そんで、戻ってきたお金を、「このお金、ChatGPT4への課金に使ってみるか。。。」と思って、思い切って課金に回したこと。
で、たまたま最近、「Public Interest Entities (日本の会計・監査の分野だと「社会的影響度の高い事業体」と訳されいる)」についての原稿を書いていて、ちょっとイギリスの状況について調べてて、そうだ、ChatGPT4さんにも聞いてみるか…と思って雑に聞いてみた。
(オラの雑な質問)What do you know about PIEs in UK?
なんだこれは。。。
雑に質問(プロンプトって言うらしい?)して聞いたのに、ちゃんとBrexitの影響なんかについても触れてくれていやがる!
じゃあ追加で、これ知っているか?という意味を含めた意地悪な質問をなげかけてみた。
(オラの質問2)Are the PIEs in the UK affected by the movement of audit system modernization following the Carillion case?
マジか。。。
イギリスの財務報告評議会(FRC)が the Audit, Reporting and Governance Authority (ARGA)に改組されようとしている動きまでちゃっかり言及してくれてやがる…
あとは、いま、イギリスでPIEsの定義を「従業員数750人超であり、かつ、売上高が7億5千万ポンドを超える事業体」とするような立法が予定されていることまで言及してたらほぼほぼ完璧だったな。。。オレのプロンプトのヘタさもあるんだろうけど。。。
今書いている原稿は、ほぼほぼ自分で資料は調べ終わってて、いままさに執筆も終盤にさしかかっているので、テーマ的に書くベことは自分なりには分かっていたつもりだったんだけど、だからこそわかった。
ChatGPT4が示してくれたの内容、恐ろしすぎる… たしか、ChatGPT4は、プロンプトに対してインターネット上の情報をいろいろと検索した上で回答を生成しているらしいが、それにしてもこれほどとは…
ホント、引用がない、ということを除けば、ほぼほぼ書きたい、知りたい内容を網羅してて、ちゃんと整理して説明してくれている。
これ、論文を書くときとかにも、たとえば、「○○」について書いているときに、「○○」について書くんだったら書いておくべき項目をきちんと網羅して書いているかどうかのチェックとかには確実に使えそうだ。
ただ、一方で、論文を自動で書いてくれる、っていうところまでは今のところいっていない印象だ。
やっぱり問題意識は人間がもつもので、言い方を変えれば、いい問題意識をもっていて、その問題意識に関することがらを調べたり、そうした問題意識をブーストする、ってことでいうと、ChatGPT4のようなGenerative AIはかなり強い味方になってくれそうな気がした。
こりゃ、一定の問題意識をもった人の勉強やリサーチ、研究にかなりの影響をもたらすな。。。ってことはたしかで、オラもこれからもっといろいろといじくってみながら、いい感じの研究や仕事のブーストのさせ方を考えていこう、って今回改めて思いました。
あとちょっと思ったのが…
英語を学ぶのは、国際的なコミュニケーションの増進という意義があるけど、今回、英語でプロンプトを入力すると、(たぶん)インターネット上の情報量の多さとかから、生成されるアウプットの正確性や量が増すような気がするので、そーいう観点からやっておいた方がいい、ってことにもなりそうだ(まあ、このあたりは将来的に、どんな言語でも関係ない、って時代がくるのかもしれないけど…)。
これからとくに社会科学系の研究者が論文は、Generative AIでは簡単に出てこない、問題意識、視点、内容、味(的なもの)が加えられたものを書いてくことが必要になってくんだろう。要は、自分が書いている論文のテーマについてGenerative AIに聞いてみて、もうそこでアウプットをだされちゃうようなことは、そのまんまだといかん、って時代が近いうちに来るんだろうな..ってことを前提にしていかないといけないんだろうな..
あと、Generative AIでブーストしながら、勉強や研究していく人は、そうでない人と比べて、ぜんぜん違う観点をもったり、スゴい深いところまでいったりする人も出てくると思うので、良くも悪くも差がつくだろうし、Generative AIを使いこなす人同士でも、問題意識の立て方やプロンプトの作り方で、差異が出てきそう。
それに、そのうち、学術論文の内容をブーストさせることに特化したGenerative AI技術とかも出てきそうだけどね…
法律分野でいうと、LexisNexisとかWestlawとか判例や書誌データを大量にもっているところとかがGenerative AIとかを絡めたサービスとかはじめたら、えらいことになりそうだな…
何にしても、こうした変化を楽しくいいアウプットを出すようにつかっていきたい、そのために、いろいろと考えながら、しばらくChatGPT4をいじくっていってみよう。
とりあえず、いまこんな感じだけど、ちゃんとした活用の仕方とか見えてきたらまた書きます。