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カンジョウを吐き出せば、ダメ人間が怖くなくなる

感情を吐き出せるようになると、本音が見えてくる

感情吐き出しをストレス解消みたいな意味合いだけで捉えているひとがいるかもしれないけど、ぼくの場合、感情をとことん吐き出して(具体的には主にノートだけど)いった先にあったのって、

「ネガティブ感情がなくなる」や、「ポジティブ感情になる」じゃなく、「より本音の感情が明らかになった」ことでした。

感情を綴り続けていると、嘘をつけなくなります。それはまず、自分に対してです。

そうすると、みたくなくても、自分の本音の感情が明らかになってしまいます。ぼくがネガティブ感情を吐き出し続けて気づいたのは、自分の本音の感情は、「怖い」と言ってるということでした。

本音の感情に気づく

それが自分の行動を支配していることにも、その感情が自分や周りへの怒りを生んでいることにも気づきました。

ただそれに気づいた時の感覚がどんなだったかを表すなら、ほっとしたんですよ。なぜなら自分を苦しめているものの正体がわかったから。

例えばですが。病気を告げられた人がみな悲観的に生きていると思いますか?ぼくは病気を受け入れて、ある意味ではそれと共存しながら人生を楽しんでいる人がたくさんいると思っています。それと同じです。

「怖い」という気持ちを受け入れて、それでも笑えることに気づいたからです。そこから逃げていたときには気づけなかったと思います。

もし、ネガティブな感情を病気のように、「なんとなく悪いもの」としてみないフリをしたり、気づかないフリをしたりしているのだとしたら、ぼくはそれこそエセポジティブだと、自分の昔を振り返っても思うんです。

自分の本音の感情と出会うことは、ネガティブなことではない。

かといってそれを美化するつもりもないですが、本音の感情を隠すことは自分を否定しつづけることと同じです。

自分を否定しつづけることの方が、辛いのでは?と思うし、実際辛かった。本音の感情を受け入れたときのあの幸福感を、あなたもどこかで味わえるといいなと思います。

嘘がつけなくなると、人としてダメになるか?

哲学者のカントは嘘つきは罪であると言いましたが、大人になるにつれ嘘をつかない=本音を言うことが罪、と感じることもあるのではないでしょうか。

ですから、自分の感情に嘘がつけなくなると、もしかしたら人としてダメになってしまうのではないか?と感じる人も多いと思うのです。

嘘をつけないとダメ人間になってしまう?

ぼくは正直、自分の身近なひとが自分の本音の感情を教えてくれたら嬉しいと思いますけどね。それは打ち明けられたことの喜びというより、本人が自分の本音の感情に気づけたことの喜びを感じるからかなと思います。

自分の感情を受け入れているということは、自分を受け入れていることの現れだからです。つまり、その人が自分を大切にしていることの現れだからです。

ただ、「わかってほしい」から人に伝えるというのはまた違います。「わかってほしい」と思う時、かならず自分が一番その感情に対して否定的だからです。

そしてそれは当然相手にも伝わります。自分が否定していることを相手に肯定させようとするから、相手は「うぜぇ」と思う。その心理的抵抗がバリアになってしまって、なんとなくあなたの言うことを「わかりたくない」となってしまう。

本末転倒、というやつです。

怖いけど慣れるよ

ぼくもあるとき、自分の感情を自分が一番否定していることに気づいたんですよね。「暑い」「寒い」を口に出すこともうしろめたかった。

その頃から、「些細なネガティブ感情をノートに書ける様になる」を目標に、感情を吐き出す練習を始めました。そして自分の根っこにある「怖い」という感情についても、すこしずつ許可を出しながら、受け入れられるようになるまで、ゆっくりと慣れていきました。

怖いけど慣れるよ

嘘をつけなくなると人としてダメになるか?というのはそもそも因果が逆で、「人としてダメ(と思われる)」と思うから嘘をつかないといけなくなる。だから自分の感情に否定的になる。

感情を吐き出すのは怖いんです。怖いから我慢するし、感じてないフリをする。

でも慣れますよ。あなたが思うよりもきっと短期間で。



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