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繊細さんは武器にもなりうる

はじめに

おはようございます。
むぎです。

今日は先日投稿した、「思考」についての記事の中で、
私自身がHSP、いわゆる繊細さんと呼ばれるような特性を持っていることについて
触れたということもあり、
「繊細さん」についてもっと深掘りした記事を書いてみようと思います。

「繊細さん」と言われると何かとネガティブな印象を持つ方もいらっしゃるのではないかなということで、案外そんなことはなくて、
場合によっては非常に強力な武器にもなるぞということを
お伝えしていきたいと思っています。

そもそもHSPとは

まず、HSPと聞いて、なんじゃそりゃって人もいれば、
聞いたことはあるけど実際にはどんなものなのか知らない
という方もいらっしゃると思うので、まずは前提知識から。

HSPというのは、
Highly Sensitive Personの頭文字を取ったもので、
人より感受性が強く、ちょっとしたことにも過剰に反応してしまう人のことを指します。
だから普通の人がなんとも思わないような発言がいちいち気になってしまったり、
感度が高いため日常生活でも受け取る情報量が桁違いのため、
疲れやすいという特徴を持っています。
厳密にはその中でもさらに細かく分類があって、
それぞれのタイプによって感度の特性が違ったりします。
くわしく知りたい方はこちらの記事が参考になりますので、よかったら覗いてみてくださいね。

そんなHSPが「繊細さん」というキャッチーなフレーズで一般的に広く知られることになったのは、おそらくこちらの
武田友紀さんの著書がきっかけではないかと思います。

HSPというとなんだか病気みたいでやだなと捉えられてしまうかもしれませんが、
この「繊細さん」という響きになるとなんだかすごくとっつきやすく感じますよね。
素晴らしい表現だなと思います。

その感受性を有効利用する

さて、「繊細さん」と呼ばれる人たちがどんな特徴を持った方達なのか
わかったところで、あなたはどんな印象を持ちましたか?
大変そう?
めんどくさそう?
一当事者の立場で答えるなら、そうです。
毎日疲れますし鬱陶しいと感じることも多々あります。
そりゃあただ外を歩いているだけで目に飛び込んでくる景色、
音から匂いまで何もかもが自分ごとのように捉えられてしまうんですから。
それらを全てさばくだけで疲れちゃいますよ。そりゃ。

ただ、冒頭でもお話ししたように、
この何気ない日常から受け取る情報量が多いというのは、
捉えようによっては強力な武器になります。

言い方を変えれば、他の人が何気なくスルーしているような
些細なことにも気づくことができる可能性を秘めているわけですね。

無意識に注意深く周囲を観察しているからこそ、
時には気が利くと言われる機会も多くある気がしています。

「繊細さん」は他人の感情に対しても敏感に捉えることができたりするので、
誰かのうれしい、つらい、悲しいという感情に対して
そっと寄り添ってあげることだってできます。

はたまた、自分では当然のように毎日得る「気づき」をこうして外部に発信することで
すごく面白い視点だと共感してもらえることだってあります。

「繊細さん」すごくないですか?

ただやっぱり敏感であることに違いはないので、少し大きな感情の動きや、
継続して影響を受け続けるのはどうしてもしんどいところがあります。

ここからは、そんな状況でも私がなんとか継続して
アンテナを立て続けることができている
具体的な方法論をお話しします。

事実と感情を切り離して考える癖をつける

私も以前は全ての物事が自分ごとのように捉えられてしまうことで、
どうしてもしんどいなという期間がありました。

しかし、いろんな情報をインプットしている中で、
人に何かを伝えるときは、「事実」と「感情」を切り離すことが大切である
というを知った時に、これは私たちのような「繊細さん」にとっては
日常生活の中でも役に立つ考えではないかなと感じました。

私たちは何か起こった「事実」に対して必要以上の「感情」を抱き、それらが同時に
一つの大きな塊になって押し寄せてくるんですよね。
そこで、情報を受け取る際に、この「事実」と「感情」を上手く切りはなすことができれば、
事実」は一つの客観的事象として処理することができるようになり、
自分の中に残るのは抱いた「感情」のみになります。
そして感情は感情として一度客観的に分解するプロセスを経ているので、
少し整形された「情報」として捉えることができるようになります。

元々何か一つの事象を分解して深掘りするのが好きな私ならではの対処法
かもしれませんが、よかったら一度試してみてください。

おわりに

「繊細さん」という言葉はかなり世の中に広まってきたとは思いますが、
それでもまだ世間から「理解」されているとは程遠いかなと感じています。

おそらく当事者でない人の中には、
そんなのただの言い訳だ、甘えだなどと
言ってくる輩もいるでしょう。

こういう凝り固まった価値観のバカのことは放っておいて、
私たちは私たちなりに、どうすれば生きやすいのか、楽にできるのかを
考えておきたいですね。

もちろん、世の中の理解が深まってくれて、
堂々と公言できるのが一番なんですけどね。

もしかしたら、今まで自覚はなかったけど今回の記事を読んで自分も「繊細さん」気質があるかもしれないと気づいた人もいるかもしれません。
そんな人はこの記事を通して少し前向きに捉えてもらえたらと思います。
捉えようによっては、
それはあなたにとって唯一無二の武器になりますからね。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。

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