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科学とはなにか? 〜海と希望の学園祭

「海と希望の学園祭」が先週の土日にあった。
(釜石ってホントにイベントが多い)

「トークイベント「東大さんに聞いてみよう! 〜スーパーサイエンス3と「にょろり」な対話〜」では、東京大学の

・大気海洋研究所
・生産技術研究所
・先端科学技術研究センター

の「スーパーサイエンス」の所長たちがそろって登壇。
3人とも話芸にも秀でて、四角四面のカタい話ではなくやわらかくて面白かった。

そもそも「理系」とか「科学」をシカクシメンだと思っているのが間違っていたんだろう。

トークは会場からの質問に答える方式で、
回答からどんどん話題を広げていくから面白く、
一方で、スピーカーそれぞれに「科学とはなにか」というお題を与えたれていて、
「科学とは」
・夢をかなえるもの
・真実の追求
・希望
・おもしろいこと
・想像力と創造力

自分でも「科学ってなにかな〜」と考えていた。

考えるヒントとして、
「理工学部っていうけど、理学と工学との違いは?」
というトークもあった。

理学は、未知のものを既知のものにする学問、原理とか真理の追求。
工学は、不可能を可能にする学問、発明とか創意工夫。

う〜んと一人で唸っていたら、
そういえば文系も「社会科学」なんだよな、
とハタと思いついたまさにそのとき、
モデレーターで社会科学研究所の所長で、
2005年から釜石に通って「希望学」を続けている玄田有史先生が、
「真剣な遊びとしての希望学」
と発言し、
(ああそれならプレイフルplayfulと同じだな)
と思った。

プレイフルに学ぶ、プレイフルに働く、プレイフルに暮らす。
暮らすのプレイフルは文字通りの「楽しんで」という意味だが、
学ぶ、働くときのプレイフルは「楽しく、だけど命がけで」という定義。

ということで、わたしにとって科学とは、
「プレイフルなこと」
とくに社会科学はそうなんだろうな、と。