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現地で取材した情報は、現地の人には届かない

小さな街に住んでると、
知り合いや友人が新聞記事になっていることがよくある。
地元紙だったり、全国紙の地方版だったりするが、
ホントに一週間に一回ぐらいは必ず誰かがでてて、
そのたびに記事の写真を撮って、
その人に「でてましたね〜〜」とLINEを送る。

それがコミュニケーションのきっかけとなっている。
なので、毎日夕方に全国紙5紙、地元2紙読むようにしている。

昨日は、大槌町のゆかさんを全国紙の地方版で発見。

ゆかさんは中学1年生のときに被災。
津波でおじいさんとおばあさんと友だちを亡くし、
家も流された。
家族は無事で、ご近所さんと避難所生活を送っていた。

その記事では、能登半島地震の報道について、
「私たちのときもこんなに連日報道されていたのかと、
不思議な気持ちになりました」
といっていた。

被災者は情報がない。
現地で取材した情報は、現地の人には届かない。

ってことを思い出した。
それを能登半島の人から思い出せててもらったのではなく、
大槌町の友人からだったので、
ああそうかと、なんか不思議な気持ちになった。