日本でUDを求める人々

意識をすれば、もっと優しくなれる

日本はあんがい障害者にやさしい、
と、ミライロの垣内俊哉さんはいう。

歩道や駅のホームにある点字ブロックは、
1960年代日本でつくられ、世界に広がった。
駅のエレベーター設置率は、
東京大阪ではほぼ100%。
パリ、ロンドン、ベルリン、ワシントンよりダントツ進んでいる。

1994年 ハートビル法
で、公共施設はバリアフリー化することが義務化された。
2000年 交通バリアフリー法
2002年 身体障害者補助犬法
2004年 建築物バリアフリー条例
2006年 バリアフリー法
2016年 障害者差別解消法

江戸時代、9代将軍徳川家重、13代将軍家定は
知的障害をもっていたが、
将軍職に就き、職責を果たしている。
目が見えない人にも職業がきちんと用意されていた。

などなど。

パラリンピックとオリンピックを同じ場所で開催するのは、
1964年東京大会が最初だった。

そうしたことを、
わたしたちはもう少し意識したほうがいい。
バリアフリーに先進的なことを意識すれば、
もっと行動や考えが優しくなれる。

人生の長さは変えられないが、
人生の幅は変えられる。

垣内俊哉さんはいくつも心に刺さるフレーズをもっているが、
これがもっとも優しい言葉だと思う。