見出し画像

なぜ夫は多少の家事で満足しているのか

「一つ二つ家事を手伝っただけで夫は満足している。」
「こんなに家事に協力しているのに妻は認めてくれない。」
よく聞く夫婦間の愚痴である。
どちらが正しいかを問うから、喧嘩になるのだ。

これら二つの主張は、多くの場合はどちらも正しい。
つまり、夫の達成感と妻の満足度が乖離しているのだ。

内閣府男女共同参画局「男女共同参画白書(概要版) 平成30年版」

内閣府の資料によると、今は共働き世帯が非常に多い。
つまり、家事を分担する必要性は、現代ではすでに誰も疑っていない。
それでも、夫の達成感と妻の満足度がいつまでも乖離しているのはなぜか。
それは、夫婦間における家事の俯瞰的理解度の乖離が原因ではないだろうか。

筆者は以前、”家事の分担図”なるものをSNS上で見た記憶がある。
正確な内容は覚えていないが、下記のリンクの内容であったように思う。

私自身、比較的家事には協力的な方ではないかと自己評価している。
そこで、試しにわが家の”家事の分担図”を作成してみた。
その結果、私の達成感は妻の満足度と乖離しているだろうと感じた。
それはなぜか。
下のわが家の”家事の分担図”を見れば、すべての人がそう思うだろう。

わが家の家事分担図 ©2024 Y.MURAYAMA

ここで大切なのは、なぜ私は家事に協力的だと認識していたのかである。
そして、なぜ”家事の分担図”で自己評価の誤りに気づいたかである。

それは、夫の私が家事の全体像が見えていなかったからではないだろうか。
だから、全体像が見えた瞬間に自身の誤りに気づいたのではないか。

夫婦間における家事の俯瞰的理解度の乖離がある限り、この問題は解決しない。
夫婦でお茶でも飲みながら、貴方も”家事の分担図”を書いてみたらどうだろうか。

#家事分担の気づき

最後までお読みいただき感謝致します。よろしければ、サポートいただけると嬉しく思います。いただいたサポートは、よりお役に立てる記事を書くための取材費に活用させていただきます。