究極「愛想のよさ」が身を助ける

今日、ふと思い立って地元の神社にふらふら~っとお参りに行き、なんとな~くおみくじを引いたのですが、見事に「大吉」でちょっと嬉しい気持ちになりました。おみくじで一番注意深く見るのは、「大吉」とか「凶」の部分ではなく、裏のお説教みたいな部分です。今日のお告げにぐっと来たので、ちょっと紹介しますね(いつもぐっと来るメッセージを頂くのですけどね)。

「あつい寒いと嘆くも無駄よ、苦情いわずに、にこにこと」

要は、暑い寒いと外の世界に苦情をつけて不満を言うのは無駄なことであり、これに順応し、これを克服する方法を講じて、いつもにこにことしていなさい、ということみたいです。確かにその通り。

外の世界はどうやったって変えられません。外の世界にあれこれ文句を言うのは無駄なこと。寒い日に寒い寒いと文句を言っても仕方がないわけですからね。寒いなら着こむとか身体を動かすとか、対処法を考えなさいよってことですね。そして、外の世界にあれやこれや振り回されて、自分の機嫌まで悪くしてはダメよということですね。これは、自分でもたまに思い当たる節があるので改めないとなぁと思いました。

スピの世界でも斎藤一人さんのお話でもなんでも、「いつもご機嫌でいましょう」というのはよく言われる話ですね。一方で、自分の怒りや悲しみを押し殺して見ない振りをするのもいけません、という話も聞きます。どっちやねん!という感じなのですが、どっちも正解なんだろうなと思います。この世の中、片方だけが正解ということはなく、相反することが同時に存在する、同時に「アリ」である、ということが前提となっています。しかしながら、どちらが「正解」と白黒つけたがるのが頭のジャッジに慣れすぎた人間の性なのですね。

「いつもご機嫌でいましょう」というのは、言うのは簡単ですが、実行するのはかなり至難の業です。どうしても不機嫌になってしまうときはあります。しかし、不機嫌になって良いことは一つもないというのもまた真実であり、相手に不快な思いをさせるだけでなく、人が離れてしまい、幸運を逃す最悪のループにはまることもしばしばです。「この人素敵だな」と思う人はいつもだいたいニコニコしているか、機嫌が良い方だと思いませんか?お店でもなんでも、愛想の良い店員さんだと、また行こうと思うけれど、無愛想だと、いくら料理がおいしくても「もう行きたくない」と思うものです。結局、人は「意識」に吸い寄せられて集まっているのだと思います。いつも楽しそうでにこにこしている人にすべては集まるんです。人も、ものも、お金も、すべて。「ご機嫌でいる」ということがわかりやすいエネルギーの指標だからです。明らかに光り輝く何かが出ているってことです。

いくらスピや覚醒のことを学んだとしても、いつも不機嫌であれば、すべてが逃げていくし、幸運も引き寄せも何もありません。そういうの学んだことがなくても、いつもニコニコ楽しそうに毎日を過ごす人のもとには、素晴らしい幸運が訪れるはずです。それはエネルギーのことをわかっていれば当たり前のことですが、なかなか信じられないものです。

だから「常に楽しくご機嫌で毎日を過ごすこと」を念頭に置いて人生設計をしていけば、絶対にうまくいくはずなんです。私は今、働いていた時よりも明らかにご機嫌である時間は増えたと思いますし、たくさんの人と出会う中で、面白い引き寄せ的な経験もたくさんしてきました。たったの4~5か月ですが。今は収入こそほとんどないのですが、毎日楽しく過ごせる時間が増えたので、これからどんなことになるのか楽しみ、という感じです。

嫌なことがあったときに無理にご機嫌になれということではありません。そもそも「嫌なこと」とジャッジするのをやめるところから始めることですね。ジャッジとはつまり「寒いの嫌だー」という苦情です。ジャッジをやめれば自然とご機嫌である時間も増えるはずなんです。そして、人を変えたい、元気づけたい、と思う気持ちも湧いてくるものですが、そういう思いから放つ光はあまり人を変える力にはならないと思います。「なんか楽しそう」「なんかいいなー」というものに人は集まっているという単純法則。とにかく、自分自身が楽しくご機嫌であり、自然と放たれる光というものが、人の意識に働きかけ、目覚めを促す種となるのだと思います。一枚のおみくじから、そんなことを思った春の昼下がりなのです。

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