今の日本人に圧倒的に足りないもの=自立・自律心

これは自戒の意味も込めた記事になります。今の日本で、本当に「自立・自律」している人というのはほとんどいないのではないかと思います。私の思う「自立」は、どちらかというと物理的に誰にも依存せず生きるということ、「自律」とは精神的に自分軸を持って生きるとか、他人に振りまわされずに自分の人生を生きるということ、そんな風にとらえています。

何かにつけて他人を批判したり、他人のせいにする。または、他人に頼ったり、依存したりする人はとっても多いです。私もそういうところあります。政治批判にしても、ブラック企業批判にしても、そうです。体調不良になったらすぐにお医者さんに治してもらおうとしたりとか、誰かに●●してもらおう、と考えている人は多いですよね。見た感じちょっと違うように見えますが、どちらも同じ精神構造になっています。「他人への期待感」です。

他人を批判するということは「本当はこうしてほしいのに、していない」からこそそういう気持ちになっているわけです。お医者さんを頼ることについては説明するまでもないこと。「他人への期待感」がそこにはあります。自分で何とかしようとか、どうすればいいか考えよう、という視点が欠けていますよね。

政権批判もブラック企業批判も簡単です。最近では芸能人叩き。身近な人は批判しにくい人も、もっと大きな仕組みや組織に対しては言いやすいものです。むしろ、身近な人には不満を言いづらいからこそ、そういう大きなものを批判して発散している面もあるかもしれません。不満や問題を認識するというのはとても大切で、それによって自分の価値観やあるべき理想の状況が明確になったりするので、決して無駄なことではないと思います。

しかし、ずっとそればかりでは単にエネルギーの消耗です。批判してもされても、それはエネルギーの無駄遣いだと思います。もっと建設的なこと、あるべき姿に近づくために、エネルギーを意図して流していった方が絶対良いはずです。政治がダメ、放射能汚染は拡大、政府は何の対策もしてくれない。ではどうするか?私たちはどういう行動を取ったら良いか?そういうことにエネルギーを使った方が良いと思います。この例では、私は放射能デトックス方法を徹底的に調べまくり、日々解毒、できる限り避けるような生活を心がけています。人によっては移住という選択をした人もいることでしょう。

医療にしてもそう。体調不良はお医者さんは「絶対に」治してくれません。治せるのは自分だけ。自己治癒力をいかに引き出すかです。本当に本当にそれしかありません。体調不良には原因が必ずあります。それをいかに自分で見つめて改善していくか、根本を見つめなければ「絶対に」また同じ症状が襲ってきます。

親元を離れて経済的に自立をしていても、収入を会社に依存しているのあれば真の自立かどうかはわかりません。精神的に自律しているつもりでも、お医者さんに病気を治してもらおうと思っているのなら、それは自律とは言えないかもしれません。それくらい、今の社会で「自立・自律」して生きるというのは難しいということです。

身近な人との人間関係においても、「支配・依存」関係や、「共依存」関係というのは本当によく見られますし、ほとんどそういった要素があると言っても過言ではないと思います。恋人同士、親子関係とか多そうですよね。健全な人間関係は「自立・自律」した人間同士であって初めて成り立つんですね。

どういった状態を真に「自立・自律」した状態と言うのか、これは人間である限り永遠に問い続けるテーマなのかもしれません。まずは、国に依存しない、会社に依存しない、医者に依存しない、家族に依存しない、といったわかりやすいところから考えていきましょう。「自立・自律」した人が増えることで、社会が良い方向に向かうのだけは間違いありません。

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