テレビとネット配信の未来像

昨日は大好きなサカナクションのボーカル、山口一郎さんがリアルタイム動画をネット配信するということで、初めて「LINE LIVE」なるものを知り、アプリをダウンロードしてみました。私はほとんどアプリを入れていないので、あれこれダウンロードすることは稀なのですが、動画が見たかったので入れてみたんですね。内容はもちろん面白かったですし、無料でスマホで見られる手軽さ、予約しておけば教えてくれるのも便利。好きなアーティストの配信動画はこれからもこれで見ようと思いました。

他にも最近大手ブログサービスでもインターネットTV配信が始まりましたね。確かテレビ朝日と提携していて、懐かしのアニメやバラエティなど20チャンネルくらいあるんです。ネットを開けば常に何かしらの番組をやっている、本当にテレビのようです。もちろん莫大な広告費で成り立っているわけですが、より「コンテンツ配信」という感じで、スポンサーの意向バリバリという感じでもなく、言論統制感はあまりありません。

とある芥川賞を取った作品が最近映像化されましたが、それもネット配信でした。映画にしなかったのは予算の関係もあるかもしれませんが、配信にすれば時間と場所にとらわれない形で動画を楽しめるメリットもあります。もちろん映画館で観たいタイプの作品もありますから、映画がなくなるとかそういうことではありません。「映像=テレビor映画」というほぼ二択だったものがネット配信という第3の選択肢が興隆してきているというのは、時代の流れでしょうね。

私はテレビを観ないのですが、何が嫌って世論操作、洗脳が甚だしいからです。うっかりすると洗脳されてしまいます。ニュースなんて一番観てはいけない最たるもの。どこかで殺人事件が起きた、と聞いたところで、私には正直関係ないですし何もプラスになることはなく、むしろ暗い気持ちに引きずり込まれます。むやみやたらと暗い気持ちにさせるニュース、身体に悪そうなものを食べ歩くグルメ番組、あまりにも内容がないバラエティ番組ばかりです。たまにはくだらないものを観て笑いたいときもありますから、絶対ダメと言うわけではないのですが、そればかり観ていると思考停止、頭空っぽになってしまいます。先日の選挙についても、ネット上で話題になっていた「選挙フェス」の様子は一切報道されず、偏向報道が一般市民にも知れ渡ることになりました。「あれだけ話題なのになんでテレビでやらないの?」普通の人でも疑問に思うはずです。この世の仕組みがわかればその謎もとける。本当に危機感を持ってテレビとは接した方が良いと思っています。

私の肌感覚では、テレビ離れは若い世代を中心にかなり広まっている気がしていて、テレビに夢中なのは私たちの親世代より上、デジタルネイティブでない世代が中心でしょう。ネットを使いこなせないとテレビの情報を頼るしかなくなる。今のテレビを支えているのは中高年より上の世代であることに間違いはなく、ゆくゆくはデジタルネイティブが世の中の中心となっていくわけですから(既になってますが)、必然的にテレビの価値はさらに下がっていくでしょう。賢い芸能人やアーティストはネット中心の活動にシフトする可能性もあります。ファンとしては他のアーティストもごちゃ混ぜになって出演するテレビより、ピンポイントでそのアーティストの映像を観られた方がありがたいわけです。CMの仕事を取れるくらいある程度有名になり、固定ファンがいるアーティストは、ネット配信に移行するのが賢明ではないでしょうか。そうなるとテレビには莫大な資本を持つ事務所のタレントばかりが出るようになります。それが今のジャニーズ、AKB、EXILE系が席巻するテレビ業界であり、コアなファンを持つアーティストはテレビからどんどん離れていくことが予想できます。

以上まとめると、テレビに出演し続けるのは莫大な資本を持つタレントたちで、いかにも「大衆ウケ」という感じの売り出し方を続けるでしょう。今のテレビを支える世代が天国へ召される頃には、デジタルネイティブばかりの世の中になり、「まだテレビ観てるの?」という価値観すら生まれていそう。賢いアーティストはネットに移行、コンテンツそのものにお金を払うという概念が広まりそう。そんな感じですね。普段ゴリゴリ真面目系の記事が多いのですが、芸能人、エンタメ系が昔から大好きで、実は芸能事務所でアルバイトしていたこともあります(笑)。エンタメウォッチングは昔からの趣味の一つで、好評だったらずっとこのネタで書き続けられるくらい好きです。以前から興味があったテレビとネット配信の動向には今後も注目していこうと思います。

note過去記事一覧はこちら

ホリスティックな健康をサポートするGreen Cosmoのページはこちら

「note見た」で友達申請→村上遥のFacebook

Twitter再開しました!→Twitter

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?