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成功するには「決断力」を磨け!

本コラムは、2018年2月に村上が運営するコミュニティの会報誌vol.7にて公開した連載コラムを特別公開するものとなります。

決断力を高めるためにはどうしたら良いのか?是非ご覧ください。

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

みなさんは年賀状は出しましたか?

私は一枚も出していません・・・
昔からこういったものが嫌いなんです。
世の中からなくなれば良いと思っています。
はい、ひねくれものです。

新年の抱負、描けましたか?

私は考えていません。
昔から先のことを決められるのが嫌いなんです。
窮屈なんです。
はい、ダメなヤツです。

そもそも「年末」とか、
「新年」とかいうくくりを意識していませんし、
「去年は」とか「今年こそ」、
といった概念を持っていないのだと思います。

12月31日の大晦日、
寝て起きたら新年の1月1日、
いつもと変わらない、いつも通りです。
去年できないことが、
今年になったらできるのか?

やりたいこと、
やる必要があることであれば、
すぐにやればいーじゃんと思いますし、
それを地でいく人生を送ってきました。

節目やイベントに興味のない
つまらないヤツなんです。
※奥様との記念日を忘れたことは断じてありません

疎遠になってしまった人との連絡手段に有効、
デートの誘い文句に、
イベントの企画に、
など、合理的な手段としては良いのですが、
個人的にはそれ自体に興味がないんです。

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●決断の時!

目標を立てて実行しよう!
みたいなものがそもそも苦手です。
基本は行き当たりばったりです。

会社の運営はどうでしょうか。

ごめんなさい、気分です(汗
みんな辞めないで~(涙

今が面白ければ良いという、
典型的なダメ人間なんです。
ほとんどノリだけで生きてきました。

逆に計画をしっかりとたてて、
その通りに遂行させている人は
すごいなと思います。

しかし、何も考えていないかというと、
そうではありません。

後先考えず、とも違います。

自画自賛で申し訳ないのですが、
私は頭の回転が速いんです。

もしかしたら天才なのかもしれません。
※ギリギリバカ寄りなのではないかとの意見は受け付けません

何か行動を起こすときは集中して考えます。
ただし、そこにあまり時間をかけません。
5~30秒くらいです。

ざっくりとした結果を想定し、
それをするための行動をただ起こしていきます。

基本、負け戦はしませんし、
大失敗の経験もありません。

多少の失敗は気にしませんし、
その時にはすでに違う方向から攻めていきます。

そうです、後悔したことがないのです。

ですので、自分の考えや行動に絶大な信頼を寄せています。

自分大好き自己中人間なのです。

即断、即決、即方向転換、即退散、
とにかく早く!

せっかちなのかもしれません。

しかし、多くの人は、
不動産投資のような大きな買い物をする場合、
悩む機会は多いかと思います。

不動産投資に限らず、
転職や結婚など、
人生を大きく変えるだろう選択は
必ず何度も訪れます。

そんな時にも
すぐに決断することはできるのでしょうか。

私はできちゃいます。

私は結婚がわりと早く(?)、
既に結婚11周年を迎えますが、
お付き合いから結婚を決めるまでの期間は3カ月。
10ヶ月後には入籍していました。

昨年末に会社で2億円ほどの
一棟マンションを購入したのですが、
決断に1日もかかりませんでした。

会社で人員の採用をする時も2分くらいです。

何故それほど私の決断は早いのか。

ソフトバンクの孫さんが
「ファーストチェスの理論」
というのを話していました。

曰く、
「どんなことでも10秒考えればわかる。10秒考えてもわからない問題は、それ以上考えても無駄だ」
とのことです。

激しく同意です。

実際にチェスの競技上、
5秒で考えた手と、
30分かけて考えた手とでは、
86%が同じ手だったそうです。

うんうん、私もそう思います。

あれだこれだと考えて手をこまねいているよりは、
直感で出た結論を実行し、
ダメならその時に考えた手を打った方がよほど良いです。

しかし、
だからといって適当にバンバン判断していたら
大きな失敗をして後悔します。

決断を素早く下すのは訓練が必要なんです。
決断を下すための教養と度胸が重要なんです。

そして行動しないと
さらなる決断ができないのです。

●村上流:決断力を高める4つのポイント

① 決断は素早く下す
② 決断を下すためには教養が必要
③ 決断をするための度胸を持て
④ 行動してこその決断である

日本人はこれらが非常に苦手だと感じます。
今回私流の決断力についてお話します。

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① 決断は素早く下す

他者から言われるがままに判断してしまうのと、
自分の判断に自信を持って決断するのとでは
似て非なるものです。

重要なのはAかB、
どちらが正解かを判断することではなく、
判断した方を正解にすることなんです。

Aに決めたらBの未来はわかりません。
Bに決めたらAの未来はわかりません。

AかB、
どちらかを選んだ事実(過去)は変えられませんが、
その結果(未来)は自分次第で変えられるんです。

むしろ、強引にでも変えるんです!
失敗しても成功したと脳内で変換してしまうんです!!

そのためには、
これはほんとに慣れかと思いますが、
決断する訓練が必要になります。

私の場合は親の教育が大きかったです。

幼いころから何をするにも全て自由ですが、
その結果には自分で責任を取る、
という教育方針です。

そのため、
中学校は意味がないと自分で決断した時には、
まずその決断理由を親に説明し、
互いに納得したうえで登校を拒否しました。

当然、その後の進路など、
様々な不利益が待っていました。
けれどそれらも互いに理解し、
色々な道を模索したうえでの決断でした。

結果、通信制で高卒の資格を取り、
大学まで進学したのですが、
これらも全て自分で決断しました。

親を納得させるための話し合いは
たくさんしましたし、
納得させるための知識も勉強しました。

日本の社会構造上、
教育にせよ、仕事にせよ、
1人で決断をしにくい環境にあります。

しかし、おそらく、
私たちの社会での最悪の状況は、破産です。

でも、破産してもやり直せます。

そのため、
良くも悪くも思い切りが大事だと思っています。

失敗しても何とかなる。
何とかならない問題は忘れてしまえ!!
そしていつでも再起すれば良いのです。

そのためには体が資本です。
ですので、私は健康に気を使います。
運動、睡眠、食事など。

趣味でキックボクシングをしているのですが、
そろそろ試合に出られそうなレベルです。

仕事でもボクシングでも
常にアドレナリンが出ています。

そのため最近はヨガで気持ちを落ち着かせ、
柔軟性も鍛えています。

食事も基本は自宅で手作り、
添加物はなるべく取らず、
ほぼオーガニックです。

健全な精神は健全な肉体に宿るのです。
生活すべてが戦いのためです。

・即断即決するには訓練が必要
・良くも悪くも思い切りが大事
・最悪破産、再起すれば良い
・そのためには体が大事

このサイクルを短くするためにも
決断は早い方がいいですし、
結果を出すためには、
結論=運動しよう(笑)
という流れになります。

② 決断するためには教養が必要

私がもっとも重要視しているものの一つが
「教養」です。
では、教養とはなんでしょうか?

本やネットからの知識は知識でなく、ただの情報。
それらの背景や成り立ちを理解できてこそ知識。
さらにそれらが腹落ちし、実際に活用できて教養です。

教養がない人は考えていない人です。
テレビやネットの表面的な知識は、
誰もが知っている話なんです。

ググれば3秒で出てくる情報です。
正直つまらないです。

そんな情報だけで勝てるほど
世の中は甘くないんです。

実践に活かせてこその知識であり、
それこそが教養
なんです。

例えばビットコインが流行っていますね。
これだけで考えられるがたくさんあります。

⇒その背景「なぜ流行っているのか?」
⇒歴史「成り立ちは?」
⇒問題点「いま何が話題になっているのか」
⇒解決策「これからどうすればいいのか」
そして、他の情報との関連付け 【←ここ重要】
ここまでくると「ビットコインが流行っている」
という情報から膨らんで、一連の議論になります。

このように知識を応用して考えて話せると、
教養のある人と言えますね。

逆にこれらの知識が断片的であったり、
関連付けができていない人は、
右往左往と情報に流されます。

物事の本質や道理を理解できていないからです。

頭の良さ、
頭の回転の速さ、
これらは情報と情報を関連付けられるかだと私は思っています。

不動産投資の場合、
身に着けるべき知識は腐るほどあります。

プロとして活動している私も、
欠けている知識は山ほどあります。

しかし、持っている知識や情報、
これまでの経験や見識を関連付けることにより、
深い教養を身に着けています。

身に着けた教養は不動産だけにとらわれず、
簡単に他のビジネスに転用が可能です。
断片的な情報や知識は応用が利きません。

ちなみに、私はすごく本を読みます。
小学生のころから絶えず読み続けています。

ジャンルも国も問わず、
純文学から大衆小説、哲学、宗教、歴史等々・・。
(恋愛系、自己啓発系、ビジネス系はあまり好きじゃないです。)

だいたい週に3冊程度、
小説以外は読みながら要点をスマホにまとめます。

一冊だいたい2時間程度。
速読ってやつです。

忙しくても会社に行く前や、
帰る前に喫茶店などに時間を取って読書します。

空き時間に読む、のではなく、
読書の時間を自分で確保します。

暇なときに・・・、
等と言っていては、
「そんな暇ねーし」
となってしまうからです。

本

そのおかげで、
私はどんな職業、立場の人とでも、
楽しく会話ができます。

知識を関連付けられれば、
だいたいのことは少しの情報で
理解できるようになるのです。

そのため、
自分があまり得意ではない分野でも、
身に着けた知識から思考し、
即断即決ができるようになるのです。

③ 決断をするための度胸を持て

そして度胸(情熱)です。

成功には度胸、そして情熱が不可欠です。

失敗してもいーやじゃダメなんです。
何が何でも成功させるんです。

その結果、
どうあがいてもダメだったら、
潔くあきらめ、
ウソのように忘れ、
次に行きます。

私は若年性アルツではないか?
と本気で社員から心配されるほど忘れっぽいです。

良くも悪くも忘れてしまいます。
決断を鈍らせるのはだいたい恐怖心です。

失敗したらどーしよー、
はずかしー、

こんなんじゃだめです。

基本は、
成功したらこうなるだろー、
ウハウハだな(笑)

こんな感じです。

スポーツ選手なんかも、
成功のイメージを浮かべて挑むと言われています。

恐怖心を忘れているくらいで、
ちょうどいいのかもしれません。

けれど、だからといって、
無邪気に何でもかんでもやっていたらビジネスはうまくいきません。

リスクの把握も必要です。

失敗したらこうなるだろう、
そうならないためにこうしよう、
最悪こうやって逃げよう、
やる価値はあるのか?
よし、やってみるか。

そして成功、ウハウハ(笑)(笑)(笑)
価値があると思えたら、度胸をもって即決断。
これが正解です。

④ 行動してこその決断

今年の目標、
今月の目標、
今週の目標、
目標を立てることが趣味な人は大勢います。

目標通りにいけば自身の望む人生を歩めるはずです。
なのになぜみんな目標を達成できないのか。

答えは簡単です。
行動をしてないからです。

私はそもそも緻密な目標や計画を立てません。
※頭がちょっとアレだから立てられないのでは?
 そ、そんなことはありません。。

なぜなら計画を練るより即行動を起こすからです。
※やっぱりちょっとアレな気がしてきました・・

いくら多くの情報を見たからと言って、
それはどこまで行ってもただの情報です。

今どきは小1でもスマホをもっています。
どこでもだれでも同一に情報にアクセスできるんです。

誰でも手に入る情報をどう活用するのか
大切になるのです。

こども

世の中はやってみないとわからない、
そしてやってみて初めて分かることの方が多いものです。

では何でもかんでもやってみよー、
かというとそれもまた違います。

はなからダメそうなことには手を付けませんし、
そもそも興味がわきません。

教養のくだりでもお話しした通り、
少しの情報だけでも、
持っている知識を関連付けることで、
おおよその結果は予想できるのです。

そして、
実際に行動を起こしたことによる反応で、
さらにその予想の確度は高まります。

結果、進むか、退くか、
改善するか、遠回りするかの決断をすぐに下せます。
明らかに失敗だったのにもかかわらず、
自分で決めたことだからといって
ズルズル消耗していくことは、
時間の無駄です。

ダメなものはダメ、
すぐに方向転換です。

そしてコツは、
小さく始めること。

大きく始めて失敗すると、
撤退も方向転換も難しくなります。

小さく始めて、
予想が確信に変わった時、
大きくコトを起こすのです。

その為の即行動です。

百聞は一見にしかず、です。

失敗する方の多くは、
自身の実力や、
実現の可能性を大きく見誤ります。

そして最初から大きく始めがちです。

成否の可能性がわからない、
リスク、リターンの大小もわからない、
そんな中でやるのはギャンブルです。

やれる自信があり、
リスクもリターンも承知し、
それの回避策もわかったうえでやるのがビジネスです。

小さい決断を下せない人は、
大きい決断も下せません。

小さい成功をつかめない人は、
大きい成功もつかめません。

まずは身の丈に合った、
確信できる、
リスクの低い行動から
ドンドン起こしていきましょう。


●結果が全て

よーし、
それでは完璧な決断を下せる訓練をし、
今後は負けなし、ウハウハだー!
・・・とはなりません。

AorB、どちらが最適かの判断はついたとしても、
その結果はその後の行動次第だからです。

物件Aと物件B、
どちらを買うべきか、
またはどちらも買わないべきか。
今は相場が高いからもう少し待つべきか、
希少性のある場所だから多少高くても買うべきか。
これらの状況を直感的に判断し、
そこに自信を持てなければなりません。

しかし結局のところ、
AかBか、はたまたその他かを判断する際、
その時はどれが正解かは誰にもわかりません。

さらにそこに正解を求めることすら、
意味がないのかもしれません。

その決断を正解にするのも、失敗にするのも、
その後の行動次第だからです。

画像5

物件Aは築年数が古いが土地値が出る。
また希少性も高く、
将来の下落リスクは低いだろう。

相場は数年前に比べて高いが、
金利も低いため5年回せば元を取れそうだ。
駅距離も近く、安ければリーシングも問題ない。
賃料を引き直しても十分回る。

「購入しよう!」

この判断が正解かどうかは誰にも分りません。
購入後、
自分の思った通りに運営していくのは自分次第。

そして前述の判断をする際に、

・土地値の相場
・希少性の有無
・土地値の推移
・元金返済などの金融知識

これらの知識があったため判断ができたのです。

知識が全くない人とある人では、
そもそも判断内容も違ってくるのです。

上記の知識がなかったとしたら、

・古いから修繕や入居付けが大変そう
・将来どうやって売るのかな?
・昔よりだいぶ相場が上がっているらしい

こういうことで悩み、見送ります。

どんなに良い物件が来ようと、
逆に悪い物件が来ようと、
知識がなければ判断できないのです。
そして、他人に相談してしまいます。

判断を他者にゆだねるのは、
個人的には一番ダメ
だと思います。

失敗したら自分で決断するよりも後悔します。
そして誰も責任を取りたくないので、
基本的に否定的な返答です。

何をしても成功する人は、
判断の重要性よりも、
その後の行動に重きを置き、
自力で成功へと進められる人です。

何をしても失敗する人は、
判断に重きを置き、
その判断が正解だからと慢心し、
その後の行動をしない人です。

不動産投資をする上ではわからないことも
たくさんあるかと思います。
そして、実際にやってみないとわからないことも往々にしてあります。

しかし、わからないことだから適当にやるのと、
わからないとわかったうえで、
それをどう対処していくのかを考え、
判断するのとでは全く違うのです。

わからないことをわからないまま、
何がわからないのかも自覚せずに購入した結果、
「思っていたものと違った」
となってしまう方を多く見てきました。

逆に、ここがわからないが、
最悪のリスクはこの程度だろう、
そしてそれを回避するためにはこうすればよいのでは?
などと、
わからない箇所を自覚し、
それを想定して購入した人は、
結果うまくいきます。

ビジネスは結果が全てです。

決断した過去は変えられませんが、
その結果は自分次第です。

他人と過去は変えられませんが、
自分と未来は変えられるのです。

・即断即決するには慣れ、教養、度胸、行動が必要
・しかし決断の時点で全てを知るすべはない
・その見えない部分を自覚する
・そのリスクを想定し、善後策を考える
・やってみる
・強引にでも成功へ導く
・その後はPDCA
・どうしようもないなら勇気ある撤退


これができれば、
即断即決、
全てが高速で回り始めます。
決断を素早く下せる力を磨き、
その決断の結果を正解にする力をつける。

それにはとにかく行動です。

行動(DO)、行動(DO)、行動(DO)、
行動あるのみです。

2018.2 村上


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