月百句 ②


オーリーの着地に揺れぬ月の黙

立ち読みで済ますマンガ誌月の夜

夜半の月捲れたままのゴシップ誌

三日月に乗れるとしたら何着ます

夕月の門柱の猫無音鳴き

初月や宿へはY字路を左

二本目からはグリーンラベル月の宴

月の光音漏れのボレロに拍手

ハンバーグ平らげ月の駐車場

秒針に残る月夜の匂いかな


フルーツポンチ村上健志の俳句の部屋「俳句実況」より


月百句、、、「月」という秋の季語を使って百句作ろうという試み

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